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コーヒー豆は冷凍保存できる?冷凍保存したあとの飲み方は?

公開日:2023/08/15  最終更新日:2023/06/13


皆さんのなかにも、お気に入りのコーヒー豆をまとめ買いして、保存方法に困った方々がいるかもしれません。ご存じのように、コーヒー豆は、さまざまな理由から劣化しやすいもので、長期保存する場合に困ってしまうことがあるかと思います。そこで今回の記事では、参考として、冷凍保存について解説します。

コーヒー豆は冷凍保存しても大丈夫

そもそも、なぜコーヒー豆は劣化するのでしょうか。劣化の要因となるのは、空気、温度、光、湿度の4つです。

空気、つまり、酸素に触れると、酸化という化学変化が起こります。日にちが経った後の独特の酸っぱさは、酸化によってもたらされるものです。高温多湿で、紫外線の影響を受けやすい環境もまた、劣化のスピードを上げる原因になります。

これらを踏まえて、劣化を防ぎ、できるだけ鮮度を維持したい場合、なるべく空気に触れさせず、冷たく暗い場所で保管するのが最も効果的な方法です。その条件と合致しているのが、冷凍保存というわけです。そのため、冷凍保存しても問題ありません。コーヒー豆の保存期間は、常温保存で約1週間、冷蔵庫保存で約2週間がだいたいの目安となっています。

上記の期間なかに飲みきれれば問題ないのですが、なんらかの事情で長期保存する必要性が出たときは、1か月程度はもつとされる冷凍保存を試してみるのもよいでしょう。

コーヒー豆を冷凍保存するときの注意点

コーヒー豆の冷凍保存は可能である、とわかったところで、実際に試してみるとき、以下の点に留意しましょう。

ほかの食品からのにおい移りに注意

まずひとつは、ほかの食品などのにおいが移ってしまうのを避けることです。焙煎済みのコーヒー豆は、表面に無数の小さな穴が開いています。いわゆる多孔質構造というものです。その一つひとつの穴ににおいが吸収されることで、におい移りが起こってしまいます。コーヒーを抽出した後の豆カスに脱臭効果があるのも、この多孔質構造による作用です。

購入したパッケージのままで保存する

もうひとつ大きなポイントとして、できるだけ購入したパッケージのまま冷凍保存することが大切です。ほかの袋や容器に入れ替えると、その分、酸素に触れやすくなり、酸化を進めることにもなりかねません。

ちなみに、挽いて粉にしているケースでは、豆の状態よりも保存期間が短くなるので要注意です。焙煎したコーヒー豆は生鮮食品と同じようにデリケート。丁寧な保存を心がければ、劣化を防ぐことにもなるうえ、毎日美味しいコーヒーを堪能できます。

冷凍保存していたコーヒー豆の飲み方

2016年に発表された専門家の研究報告によると、冷凍保存することでコーヒー独特の香りや深い味わいが長もちするという結果が報告されました。つまり、冷凍保存が保存するためだけの方法ではないことが明らかにされました。かつて昔は、冷凍後の飲み方にしても、湯の温度が下がり抽出不足になるため、常温保存が常識でした。解凍時の結露を回避することも同様です。

近年では凍ったままで豆を挽き、通常通りの飲み方をすればとくに問題はないという認識に変わりつつあります。バリスタ世界一を決定する大会でも、冷凍保存したうえで参加する出場者も多いです。保存方法をひとつとってみても、コーヒーの世界にはまだまだ未知なる部分が隠されているということなのでしょう。

まとめ

コーヒー豆は冷凍保存できるのか、というテーマを中心に解説しました。改めて劣化の原因をまとめますと、酸素に触れること、温度、光、湿度の4つが挙げられます。劣化すると酸っぱくなって、せっかくのお気に入りが台無しになることも避けられません。コーヒーの醍醐味といえば、香りの高さにあります。冷凍保存してもその魅力は失われないというのが、今回の記事の簡単な結論です。本稿で伝えた情報をベースに、これから先も美味しいコーヒーを楽しんでみてください。