水出しコーヒーとアイスコーヒーは何が違う?
最近、喫茶店のメニューでもよく見かける「水出しコーヒー」。普通のアイスコーヒーと何が違うの?と疑問に思っている人もいるでしょう。水出しコーヒーとアイスコーヒーは抽出方法が異なり、その味わいにも違った特徴があります。今回は、水出しコーヒーとアイスコーヒーの違いについて詳しく解説しましょう!
水出しコーヒーの特徴
水出しコーヒーとはどのようなコーヒーなのでしょうか?ここではその特徴を解説します。まず、一般的にコーヒーはお湯で抽出するイメージがありますが、水出しコーヒーはその名前にもある通り「水」で抽出するのが特徴です。一方で、お湯で淹れるものはドリップコーヒーと呼ばれます。
水出しコーヒーはゆっくりと時間をかけて抽出するため、時間が経っても酸化しにくく、味や香りも落ちにくいのがメリットです。すっきりしたクセのない味わいが魅力の水出しコーヒーですが、温めてホットで飲むのはおすすめできません。水出しコーヒーは温めると味が薄くなってしまうため、冷たいまま楽しむのがよいでしょう。
アイスコーヒーとの違い
一般的にアイスコーヒーとは「冷やして飲むコーヒー」を指し、コーヒーの種類というよりはその「飲み方」を表します。「水出しコーヒーも冷たいからアイスコーヒーなのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、基本的にはドリップコーヒーを冷やして飲むものを「アイスコーヒー」と呼びます。
水出しコーヒーがあっさりとした味わいであるのに対し、ドリップコーヒーは豆の苦味・酸味などを感じやすく、豆そのものの味をダイレクトに楽しめるコーヒーです。しかし、淹れてから時間が経つと豆の油分が酸化してしまい、味が落ちやすいという特徴もあります。
美味しいアイスコーヒーを飲むには濃いめに淹れたコーヒーを急速に冷やし、味が落ちてしまわないよう早めに飲むのがポイントです。また、時間が経つほどエグみを感じやすくなるため、すっきりと飲みたい場合はあまり時間を置かないようにしましょう。
水出しコーヒーとアイスコーヒーは味が違う
水出しコーヒーとアイスコーヒーは、その抽出方法の違いから味にも異なる特徴があります。
水出しコーヒーは、ほかのコーヒーよりもまろやかであっさりとした味わいです。コーヒー独特の苦味や酸味は、コーヒー豆に含まれる油分やカフェイン・タンニンなどの成分によるもの。水を使って淹れる水出しコーヒーはこれらの油分や成分が抽出されにくく、クセやエグみの少ない飲みやすい味となります。
また、抽出に時間がかかることから酸化しにくいのも特徴のひとつで、時間が経っても美味しく飲むことができますよ。万人受けする飲みやすいコーヒーであるといえるでしょう。最近ではカフェやコーヒー専門店でも水出しコーヒーが提供されることが増えており、ダッチコーヒーやコールドブリューなど、その呼び名もさまざまです。
一方、水出しコーヒーがあっさりとした味わいであるのに対し、ドリップコーヒーは苦味や酸味などを感じやすく、豆そのものの味を楽しめます。アイスコーヒーはお湯で淹れたドリップコーヒーを冷やしたもので、水出しコーヒーよりも豆の味をダイレクトに楽しめるものです。ただし、お湯で抽出する分、酸化しやすいため、あまり時間を置かずに飲むことをおすすめします。
今回は、水出しコーヒーとアイスコーヒーの違いについて解説しました。コーヒー独特の苦味や酸味があまり得意でない人は、あっさりとした味わいでクセのない水出しコーヒーがおすすめです。反対に、それぞれのコーヒー豆の持つ味の特徴をダイレクトに楽しみたい場合には、アイスコーヒーを飲むのがよいでしょう。その日の気分に合わせてコーヒーを選べば、コーヒータイムがさらに楽しくなりますね!