コーヒーサーバーで時間がたってしまったコーヒーを温める方法は?
コーヒーサーバーを使っていると冷めてしまって困ることがあります。
大量に淹れておいたほうが皆が飲めるので良いと思ったものの、あまり飲む人がいなくてたくさん余ってしまうこともあるでしょう。
自分の分だけ淹れたけれど忙しくなってしまって飲めなかったというケースもあります。
どんな温め方をしたら美味しく飲むことができるのでしょうか。
冷めてしまったコーヒーを温める二つの方法
コーヒーサーバーで淹れたコーヒーが冷めてしまったけれど、やはりホットで飲みたいというときには良い方法が二つあります。
一つ目は湯煎で温める方法で、鍋などにお湯を張ってポットやカップを入れましょう。だいたい温められた様子になったら、鍋の中のお湯をもう少し熱いものに交換します。これを繰り返していくことでだんだんと温度が上がり、適温にすることができるでしょう。この方法は時間も労力もかかりますが、最も味も風味も損なわない方法として知られています。ただ、家庭ならできるとしてもオフィスでやろうとすると時間の無駄が多く、道具も揃わないこともあるでしょう。
もう一つの方法はオフィスでもやりやすいもので、電子レンジで温めるだけです。ただ、オートで温めてしまったり、600Wや1000Wといった強い出力で一気に温めてしまうと風味が壊れてしまいます。急激な温度変化が局地的に起こってしまいやすいのが電子レンジの欠点で、それがコーヒーの風味を台無しにする原因です。
重要なのはできるだけ低い出力でゆっくりと温め、ときどき止めて混ぜることです。量が少ないほど難しいですが、ガラスポットにたくさん残っているような状況なら簡単に美味しいホットコーヒーに戻せます。コーヒーカップに半分だけというときでも400Wくらいの弱い出力になるなら慎重に温めれば問題ありません。失敗しても捨てるよりはましという気持ちで何度かトライしているうちに上手に温められるようになります。
サーバーの機能も確認してみよう
レンタルしているコーヒーサーバーの機能も見直してみたほうが良いでしょう。ポット式の場合には保温機能が付いていることがあります。保温機能を切ってしまったために冷めたのなら、オンにするだけでも十分です。ゆっくりと温度が上がっていくのであまり味を損なわずにホットコーヒーに戻すことができます。
ただ、保温したままにしておくと味も風味も悪くなってしまうのは確かです。長時間、誰も飲む予定がないのなら保温機能はオフにしておいたほうが美味しいコーヒーを飲めるでしょう。
発想を転換して飲むことも考えよう
電子レンジで温めるのに抵抗感がある場合や、電子レンジがないオフィスの場合にはどうしたら良いのでしょうか。発想を転換してホットコーヒーにこだわらずに飲もうと考えるようにすれば美味しく飲める可能性があります。
常温付近のぬるいコーヒーは美味しくないという人も、しっかりと冷えたアイスコーヒーなら美味しいと感じることがよくあります。冷蔵庫に入れて冷やして飲んだり、溶けない氷を準備して浮かべておいたりすればアイスコーヒーになるのです。
一方、電子レンジでの加熱しすぎが気にかかる人もホットコーヒーからホットカフェオレに切り替えれば問題ありません。温かいかなという程度まで電子レンジで加熱した後、十分に熱くした牛乳を加えて混ぜれば飲み頃のカフェオレになります。
ホットコーヒーを飲みたいけれど冷めてしまったというときには湯煎をするか、電子レンジを使うなどしてゆっくりと温めればあまり味を損なってしまうことはありません。急激に温めると良くないので電子レンジを使うときには特に注意しましょう。
また、保温機能があるコーヒーサーバーをレンタルしているなら冷めたコーヒーをゆっくりと再加熱できます。良い方法がないときには発想を切り替えてアイスコーヒーやホットカフェオレにリメイクすることも検討しましょう。