コーヒーに刺激をプラス!スパイスコーヒーの作り方とは
コーヒーは毎日の生活を豊かにしてくれる飲み物ですが、さらに味や香りをたして楽しめるスパイスコーヒーというものを皆さんはご存知でしょうか。聞き慣れない方もいるかも知れませんが、どのようなものなのでしょうか。ここではスパイスコーヒーとは何か、コーヒーにおすすめのスパイス、スパイスコーヒーの作り方について解説します。
スパイスコーヒーとは
スパイスコーヒーは、コーヒーとスパイスを組み合わせた飲み物です。スパイスコーヒーという言葉をあまり聞いたことがない方もいるかも知れませんが、地中海沿岸のアフリカ、インド、トルコ、メキシコなどスパイスと縁の深い地方ではポピュラーな飲み物です。
多くは、生姜、シナモン、クローブ、ナツメグ、カルダモン、胡椒などが使用されます。どれも個性的かつ刺激的なスパイスであり、世界中で愛されるものばかりです。これらのスパイスは温暖な気候で生育し、紅茶とも関係の深いもので、チャイなどに代表されるスパイスを入れた紅茶は非常に人気があります。世界中で土地柄に合わせたさまざまなアレンジが加えられ、日常的に飲まれているのです。
スパイスコーヒーと聞いてピンと来ない方は、こちらの延長線上で存在すると考えた方がしっくりくるかも知れません。コーヒーも紅茶も古くからある嗜好品ですが、長い歴史の中で、その土地の味覚、文化、材料の入手のしやすさなどに影響され、多くの飲み方ができました。我々が普段「当たり前」だと思っている飲み方も、外国に行けば違ったものになるということです。スパイスコーヒーに限らず、このようなことを知るのは奥深い嗜好品の世界をより楽しむことにつながるのではないでしょうか。
コーヒーにおすすめのスパイス
コーヒーにおすすめのスパイスはいくつかあります。まずは生姜です。ピリッとした辛味と爽やかな香りがコーヒーの苦味とマッチして奥深い味と香りを演出します。シナモンも相性がよいでしょう。甘い香りとケミカル感のある味は苦味をまろやかにすると、同時に複雑な味わいを提供します。
ナツメグ、クローブも甘く、いかにも香辛料という香りでよりコーヒーの重層感を引き立てます。香りが強いので調整は必要です。これらを組み合わせたり、ミルクや砂糖と合わせてみたりするのもよいでしょう。組み合わせは無限にあるので、自分の好みの味や香りを探してみるのも楽しい時間になることでしょう。
スパイスコーヒーの作り方
スパイスコーヒーの作り方は大きく分けて2種類あります。まず、単純にできあがったコーヒーに粉末や個体の物をそのまま入れる方法です。簡単で時間を取りませんが、飲むときに固形物があるので飲みにくいことがあります。さらに、固形物が直接的に鼻や舌を刺激するので、入れる量によっては「そのまま食べているのか分からないほどコーヒーの味や香りが分からない」といったことになるかも知れません。少しずつ入れて、適量を見極める必要があります。
2つ目は、固形のスパイスを入れた水から沸かしたり、お湯のなかに入れて成分を抽出したりすることで味や香りを移してから淹れる方法があります。成分が滲み出たお湯でインスタントコーヒーを溶いたり、ドリップコーヒーを淹れたりすることで、口の中に固形物が残らないので飲みやすくなります。反面、できるまでに時間、手間がかかるので自分のスタイルを加味して決めるのがよいでしょう。
まとめ
スパイスコーヒーとは何か、コーヒーにおすすめのスパイス、スパイスコーヒーの作り方について解説しました。多様なスパイスを使用したスパイスコーヒーの魅力が分かりましたね。奥深いコーヒーの世界にさらなる広がりを加えてくれるスパイスコーヒーは魅力的な飲み物です。上記を参考に、あなたも生活の中にスパイスコーヒーを取り入れて、楽しんでみてはいかがでしょうか。