コーヒーサーバーにも種類がある?
レンタルでコーヒーサーバーを導入しようかと考えたときに、各業者の資料を見てみるとマシンのラインナップがとても豊富なのに驚かされることがあります。
どれを選んだら良いかがわからなくなってしまうかもしれません。
基本的な種類を区別して理解し、現場に合っているものはどれかを判断できるようになりましょう。
まずは二種類に分けて考えてみよう
コーヒーサーバーは大まかには二つに分けて考えることができます。一度の抽出で何杯分のコーヒーを用意できるかという点で、一杯ずつ抽出するものと、ポットやデカンタなどに大量に抽出できるものとに分類することが可能です。
一杯抽出式の場合には常に淹れたてのコーヒーを飲めるのがメリットで、香りも味も高いレベルになるのは明らかでしょう。福利厚生として導入するときに人気が高いのは一杯抽出式で、休憩時間やお昼やすみなどに美味しいコーヒーを飲めるという点で定評があります。業者としても質の高さを売りにするのが一杯抽出式の特徴なので、コーヒーそのものも厳選しているのが通例です。また、一杯ずつ淹れていくのでロスが少ないのもメリットで、飲む人があまり多くはない現場でも頻用されています。
これに対してポット式の場合には一度の抽出で数人から数十人分のコーヒーを用意できるため、大勢にコーヒーを提供したいときに向いています。ポット式の場合には抽出して放っておくと冷めてしまうのが問題になるのではないかと思う人もいるでしょう。サーバーによって機能には違いがありますが、確かに安価なサーバーの場合には抽出してすぐに飲まないと冷めてしまうのは確かです。
しかし、中には保温機能があって、飲み頃の温度で維持できるようになっているサーバーもあります。また、保温性の高いポットに入るように作られているものもあり、数時間は温かいコーヒーを飲めるものもあるので、すでに入っているコーヒーを全く待たずに飲みたい人が多い現場ではこのようなサーバーを選ぶと良いでしょう。また、会議のように大勢にサーブするときにはあらかじめ淹れておけばすぐに提供できるのがメリットで、一杯抽出式に比べると向いています。
淹れられるコーヒーで分けてみよう
一杯抽出式でもポット式でも淹れられるコーヒーにはサーバーごとに違いがあります。コーヒーの粉をセットしてスイッチを押すとレギュラーコーヒーが出るというのが最も典型的なサーバーですが、これとは違う種類のサーバーもあるので知っておくと良いでしょう。
例えば、コーヒー豆があらかじめセットされていて、スイッチを押すとミルで挽いて、その直後に抽出してくれる仕組みになっているサーバーもあります。また、特に一杯抽出式の場合にはエスプレッソを淹れられるサーバーもあり、こだわりがある人にとっては魅力的な候補でしょう。コーヒーだけでなくカプチーノやカフェオレを提供できるサーバーもあり、淹れられるコーヒーに着目するとかなりのバリエーションがあります。
容量にも注意して選ぶようにしよう
コーヒーサーバーは容量によって分類することもできます。ポット式の場合には特に大きなポイントで、何人分のコーヒーを同時に淹れられるかが異なっているのです。一杯抽出式の場合には関係ないと思ってしまいがちですが、コーヒーの粉や豆などをどの程度の頻度で追加しなければならないかが違うので気をつけておいたほうが良いでしょう。
コーヒーサーバーには基準の設け方によってさまざまな種類があり、レンタルするときには現場に合ったものを選ぶのが大切です。
一杯抽出式かポット式かは現場での運用の仕方やコーヒーを飲む人の多さによってどちらが良いかが異なります。淹れられるコーヒーの種類にもバリエーションがあり、福利厚生として導入するなら現場の嗜好を確認したほうが良いでしょう。また、コーヒーサーバーによって容量が違うので、どのくらいの人が飲む可能性があるかを見積もったうえで決めるのが大切です。