コーヒー豆は冷蔵庫に入れちゃダメってホント? | オフィス用コーヒー(マシン)サーバーレンタルおすすめ5選

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コーヒー豆は冷蔵庫に入れちゃダメってホント?

公開日:2021/11/15   最終更新日:2021/12/24


あなたはコーヒー豆購入後、どこに、どのような状態で保存していますか。コーヒー豆は生鮮食品なので、買ってすぐに購入時の袋ごと冷蔵庫に入れて保存している人は多いのではないでしょうか。実はコーヒー豆は冷蔵庫に入れちゃダメです。もし長期保存するなら冷凍庫がおススメです。それはなぜなのか、ここでお伝えします。

コーヒー豆が劣化する原因

コーヒー豆は生鮮食品なので劣化します。この劣化とはコーヒーでいうと酸化することです。酸化が進むと、コーヒーを抽出した際に味が酸っぱく、舌にえぐみを感じます。そうなると豆本来の味のよさが出ないので美味しくありません。主に劣化する原因は4つあります。この4つに注意すれば、劣化を防ぐことができます。

空気

コーヒー豆購入時豆の周りが少しテカテカしているのを見たことはありませんか。それは豆の持つ油分です。焙煎することで豆に含まれていた油分がコーヒー豆の表面に浮き出ているのです。その油分が空気中の酸素と出会ってしまうことで、酸化の原因になります。コーヒー豆の劣化の主な原因は空気(酸素)が1番だといわれています。

コーヒー豆は光によっても劣化するようです。とくに直射日光に関しては紫外線が含まれていることで劣化のスピードをかなり早めます。光による劣化で豆の油分、抽出時の風味にも影響を与えてしまうのです。蛍光灯の光も直射日光に比べると影響はないですが、光は避けましょう。

水分(湿気)

コーヒー豆は水分に敏感です。なぜならば、コーヒー豆は水分を吸湿しやすい性質があるからです。コーヒー豆は焙煎されることにより、水分をほぼ失いカラカラになっている状態です。水分がほぼない状態だと、湿気を取り込みやすく、それが劣化の原因になります。

温度

コーヒー豆は高温な場所に長時間おいておくと劣化につながります。焙煎直後のコーヒー豆には炭酸ガスが含まれており、そのガスはコーヒー豆本来が持つ香りに直結します。高温であればあるほどガスが放出するスピードは高まり、コーヒー豆のもつ香りが逃げていくからです。高温は避け、低温を保つことで放出するガスのスピードを遅らせることが大事です。

コーヒー豆は冷蔵庫で保管してはいけない?

コーヒー豆を冷蔵庫に入れると、空気に豆が触れるだけでなく、冷蔵庫の扉の開け閉めによって、冷蔵庫内の光を何度も取り込んでしまいます。また、冷蔵庫内の湿気をコーヒー豆が吸湿してしまいます。また出し入れを頻繁にすることで温度差が生じ、豆の表面に結露が発生しやすくなるようです。

さらに冷蔵庫は高温ではないとはいえ、豆を出し入れする際に温度は一定に保てているとはいえません。コーヒー豆はガスを放出させていますが、同時に外部の空気・水分を取り込む働きがあります。またコーヒー豆には消臭効果もあります。冷蔵庫内で保存することで、他食材のニオイを吸着し、コーヒー本来の香り・風味を損なう原因にもなるようです。

以上のことから、残念ながら冷蔵庫保管で保管することはコーヒー豆が劣化する原因となります。では、「コーヒー豆はどう保存すればよいの?」と思う方もいるでしょう。

実は、冷凍庫でならコーヒー豆を保存することが可能です。とはいえ、冷凍庫保存する場合は気をつけてほしいポイントが3点あります。

1点目は飲む量のコーヒー豆をラップで包み、密封袋に入れ、小分けにすることです。少々手間ですが、これは劣化要素の「空気」と「水分」を防ぐためです。

2点目は抽出する際は、コーヒー豆の解凍は不要となります。小分けにしていることで新鮮な豆の状態が保てているため、そのまま使用してかまいません。

3点目は冷凍保存した場合でも3か月以内には飲み切ることです。冷凍庫で保存する目安は1か月~3か月と覚えておいてください。もしも、2週間以内で飲み切れるなら常温保存でもOKです。

保管する際に最適な保存容器

先ほど記載したように、2週間以内で飲み切れるなら、常温保存も可能です。ここでも4つの劣化要素に気を付けることが重要となります。

その際、コーヒー豆の保管に最適な保存容器が「コーヒーキャニスター」です。コーヒーキャニスターを選ぶ際、3つのポイントがあります。「密閉性(パッキンがあるか)」「直射日光を避ける遮光性」「熱源を避ける」です。ここでは保存に最適なコーヒーキャニスターの代表的な5種類をお伝えします。

真空容器

こちらは「密閉性」「遮光性」「熱源を避ける」3つのポイントをすべてクリアしている万能な保存容器です。あえてデメリットを挙げるなら価格が5,000円前後と高めです。しかし真空のため豆を保存するには最適といえるでしょう。

金属製(ステンレス等)

「密閉性」「遮光性」2点に優れています。「熱源を避ける」に関しては冷暗所に置いておけば問題ありません。デメリットは、まれに金属臭のようなニオイがある商品もあります。

陶器

「密閉性」「遮光性」2点に優れています。また金属製同様「熱源を避ける」に関しては冷暗所に置いておけば問題ありません。デメリットは少々重いことです。取扱いに注意が必要な商品もあります。

木製

「密閉性」「遮光性」に優れています。また木製には上記3種類にない、湿度を一定に保つ機能・湿気を吸い取り外に出す機能もあるようです。デメリットは保存場所が水場等近くにある場合はおススメできないことです。

密閉袋

「密閉性」に関しては優れているため、取り急ぎコーヒーキャニスターが手元にない場合等はおススメでしょう。

まとめ

コーヒー豆の保存は「空気」「光」「水分」「温度」がとても重要です。2週間以内に飲むなら常温で保存。1か月以上かかるなら冷凍庫保存が最適です。冷蔵庫保存はコーヒー豆にとってよくない環境ということを覚えておいてください。劣化を防ぎ鮮度を少しでもキープすることによって、豆本来のもつ美味しさを長く味わうことができます。お気に入りのコーヒーキャニスターを手に入れ、コーヒーの奥深い世界を楽しんでください。