コーヒーとの食べ合わせが良いもの!フードペアリングとは?
日常の嗜好品として毎日コーヒーを飲む人も多いと思いますが、コーヒーと食べ合わせがよい食べ物を知っていますか?食べ物によってはコーヒーと一緒に摂取することで、身体にプラスの効果をもたらすものがあります。本記事では、コーヒーと食べ合わせがよいものをご紹介します。
フードペアリングとは
『フードペアリング』という言葉を聞いたことはありませんか?一般的にフードペアリングとは、風味が似た食材同士を組み合わせてお互いの特徴を引き立てたり、異なる風味の食材をあえて組み合わせてそれぞれの個性を楽しんだりすることを言います。たとえばワインにはチーズや肉料理、ビールには焼き肉、日本酒には魚などの組み合わせは、相性のよい食べ物の組み合わせです。しかしフードペアリングは味だけでなく、食材の持つ健康効果を高める働きもあります。
コーヒーとの食べ合わせが良いもの
ここでは、コーヒーと一緒に食べることでよい効果が期待できる食べ物を紹介します。
■ナッツ類
コーヒーとナッツを一緒に食べると、脂肪を減らす効果を高めると言われています。ナッツに含まれるアルギニンとコーヒーに含まれるカフェインは、両方とも脂肪燃焼の効果をもっています。そのため一緒に摂取するとその分効果が高まります。
■ヨーグルト
ヨーグルトとコーヒーは、美容効果を高めると言われています。ヨーグルトは腸内環境を整え、カフェインは脂肪燃焼効果があります。これらを組み合わせることで、効果が大きくなります。
■バナナ
コーヒーだけを飲んでいると血糖値のバランスがくずれがちです。一方で、バナナに含まれる炭水化物には血糖値のバランスを整える効果があります。そのため、コーヒーとバナナも食べ合わせがよいとされています。また、コーヒーとバナナを一緒に食べると、頭痛や吐き気、疲労感を緩和してくれるとも言われています。
■栗
栗に含まれているタンニンには、がん予防や老化防止の効果があることが特徴です。タンニンはコーヒーにも含まれるので、コーヒーと一緒に栗と一緒に食べればその効果はより大きくなります。また、ぶどうや柿にもタンニンが含まれているため、これらもコーヒーと一緒に施主すると、がん予防などの効果が期待されます。
■はちみつ
はちみつには、ポリフェノールや22種類のアミノ酸が含まれています。またコーヒーにもクロロゲン酸というポリフェノールを含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用があるため、生活習慣病の予防に効果的です。そのため、はちみつとコーヒーを一緒に食べると、よりポリフェノールの効果が期待できます。
また、「甘いコーヒーが飲みたいけど砂糖だとカロリーが高くなってしまう」と気になっている方にも、はちみつがおすすめです。はちみつは砂糖よりもカロリーが少なくて甘さは5倍あるので、砂糖に代えてはちみつをコーヒーに入れてみるとよいでしょう。
■生姜
コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールが原因で、コーヒーは体を冷やす飲み物だと言われています。一方で生姜には、血液の循環を促進してくれる作用があります。そのためコーヒーと一緒に生姜を食べれば、体もホカホカ温まります。
コーヒーとの食べ合わせが悪いもの
ここまでコーヒーと食べ合わせがよいものを紹介しましたが、逆に食べ合わせた悪いものには、なにがあるのでしょうか?
■ゆで卵など鉄分の多いもの
貧血で悩む方の中には、意識的に鉄分を摂取することも多いかと思います。しかし食べた鉄分の栄養素を身体にしっかりと吸収したいなら、コーヒーと鉄分の多いものは一緒に食べないように注意しましょう。
なぜなら、コーヒーに含まれるタンニンやカフェインは、鉄分の吸収を妨げる作用があるからです。鉄分が多い食べ物としては、ゆで卵やプルーン、ホウレンソウなどがあります。しかし、ゆで卵はコーヒーとの食べ合わせたよくありませんが、同じ卵料理でも玉子焼きやスクランブルエッグは大丈夫だとされています。
■チョコレート
チョコレートとコーヒー両方ともに、カフェインやポリフェノールが含まれています。カフェインやポリフェノールは身体によいとされていますが、食べ過ぎると体に悪影響を与えるケースもあるので注意が必要です。カフェインやポリフェノールは交感神経を刺激するため、食べ過ぎると睡眠障害や脱水症状、頭痛や吐き気などを催すこともあります。
■サプリメント類
コーヒーに含まれている成分が、サプリメントの有効成分の吸収を妨げるおそれがあります。したがって、薬類やサプリメントとコーヒーを一緒に口にするのは避けた方がよいでしょう。
■レモン
海外から輸入されたレモンには、カビや腐食を防ぐために防かび剤が使用されています。防かび剤はカフェインと反応して、発がん性物質を発生させる危険性があります。なので、一緒に摂取しないよう注意してください。しかし、国産レモンには防かび剤が使用されていないので、コーヒーと一緒に食べても問題ありません。
コーヒーと一緒に食べることで、効果が高まるもの、弱まるものを解説しました。せっかくコーヒーを飲むのなら、その効果がより高まるよう、工夫してみるとよいかもしれませんね。逆に食べ合わせの悪いものは避けることが、あなたの健康につながるでしょう。