コーヒーの味を左右する!?コーヒーオイルってどんなもの? | オフィス用コーヒー(マシン)サーバーレンタルおすすめ5選

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コーヒーの味を左右する!?コーヒーオイルってどんなもの?

公開日:2022/08/15  


コーヒー豆の表面をよく観察すると、つやつやと光っていることがあります。また、淹れたコーヒーに油膜が浮かんでいることも。このように、コーヒーには油分が含まれていることが分かります。これはコーヒーオイルと呼ばれているのですが、実はコーヒーの味を左右する重要な成分です。今回はコーヒーオイルについて解説します。

コーヒーオイルとは

菜種油やゴマ油は、植物の種子から抽出されます。これと同様に、コーヒーオイルとはコーヒー豆に含まれている油分のことを指すのです。生豆の状態だと1割ほど含まれているコーヒーオイルは、焙煎する際に表面に出てきます。コーヒー豆に熱を加えると、圧がかかって表面に無数の空洞ができるのです。

この空洞を通じて、内部に含まれていたコーヒーオイルが出てくるという仕組みになっています。コーヒーは熱をどの程度加えるかで浅煎りや中煎り、深煎りなど煎り具合がわけられますが、深煎りにすればするほどにじみ出るコーヒーオイルの量が増加します。ただ、含まれているコーヒーオイルの量が変わる訳ではなく視認しやすくなるだけで、総量は浅煎りでも深煎りでも変わりません。

コーヒーオイルがコーヒーに与える影響

油が浮くという言葉を聞くと、品質が悪く劣化しているというイメージにつながるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。むしろ、コーヒーの香りを左右する部分はオイルに多く含まれているため、コーヒーオイルが多いコーヒーは香りが強くなるのです。

この香りに癒されるコーヒー好きも多いでしょう。アロマオイルなど、オイルと香りはとても関係が深いです。コーヒー豆が持っている香りを存分に味わいたいという人は、コーヒーオイルが多く含まれるように淹れることをおすすめします。

味わいを変える

どのようなコーヒーが好きかは人それぞれです。後味がすっきりしたコーヒーがよいという人もいれば、コク深さが無ければ物足りないという人もいるでしょう。コーヒーオイルが多く含まれるコーヒーは、油分が多いことから重たくまろやかな口当たりになります。コクが増し重厚な味わいを楽しめるということです。

一方、コーヒーに含まれているオイルの量が少ないとさっぱりしたクリアな後味に。いつまでも口の中に味が残るのが嫌だという人は、こちらのほうが好みに合っているといえます。

コーヒーオイルの量は抽出方法によって調整できる

コーヒーオイルの量は、コーヒー豆の抽出方法で変わります。家庭で淹れる際のもっとも一般的な方法であるペーパードリップの場合、豆のカスがフィルターを通れないことからコーヒーオイルが少なくなるのです。そのため、雑味がないすっきりしたコーヒーが完成するのです。注意点として、紙のフィルターはオイルを吸収しますが、金属製のフィルターはオイルを通してしまいます。

クリアなコーヒーを淹れたいという方は、ペーパーフィルターを使ってハンドドリップしてください。プレンチプレスは挽いたコーヒー豆をお湯に浸け、金属のフィルターを通してコーヒーを抽出する方法です。遮るものがないため油分の多いコーヒーになります。コーヒー豆の個性を存分に楽しみたいという人は、プレンチプレスで淹れるとよいでしょう。

エスプレッソマシンで淹れるとどうなる?

エスプレッソを淹れる時は、コーヒー豆に強い圧力をかけて短時間で抽出します。そのため、コーヒーオイルは乳化してよりコク深さが増す傾向があります。重厚な口当たりを堪能してください。砂糖やミルクを入れて飲むのもおすすめです。

まとめ

コーヒーオイルについて説明しました。コーヒー豆が本来持っている成分であり、抽出方法によって量を調節できます。さっぱりしたコーヒーが好きな方はペーパードリップ、コク深いコーヒーを飲みたいという方はフレンチプレスが適しています。両方淹れて味の違いを楽しんでみるのもよいでしょう。理想的なコーヒーを追求してください。