コーヒーをさらに美味しくするスチームミルク!作るときのコツとは
コーヒーを飲む際に豆の香りとコクや味わいを楽しむブラックを選ぶ方も多いですが、ラテアートやストレート以外も飲みたいとなった際に重要となるのが、スチームミルクです。初心者の壁として分厚いように見えますが、今回はエスプレッソマシンを使用しないお手軽にできる作り方を紹介します。
スチームミルクとは
スチームミルクを調べてみると、フォームミルクもよく目にします。ちょっと凝った、美味しいコーヒーが飲みたい時はどのようなミルクがよいのかという疑問を解決するために、簡単に説明します。
スチームミルク
蒸気(スチーム)によって温められたミルクで、液体を指します。泡にならなかった部分で、とろみのある質感です。蒸気に温められた際に泡にならなかった普通のミルク部分になります。
フォームミルク
「ミルクがふわふわとした泡状になった部分」を指すことが多いです。きめ細やかな泡で口当たりがいいところが特徴です。蒸気を使ったミルクのほうが美味しい、口当たりのいいコーヒーとなります。フォームミルクを作成過程で、スチームミルクも自然にできることがあります。このため混同されて理解されることが多いようです。
美味しいスチームミルクの作り方
スチームミルクとフォームミルクの違いを簡単に説明しましたが、この2つのミルクがどのような影響があるのかですが、ミルクの配分量でカフェのコーヒーの名称が異なります。たとえば、カフェオレであればコーヒー1とミルク1ですが、カプチーノはエスプレッソにフォームミルク1とスチームミルク9の割合で入れます。
どちらも人気の高い王道のコーヒーの種類です。気になるスチームミルクの作り方を今回はミルクフォーマーを使用した方法を記載します。
材料
・ミルク(カップ1/3~1/2)
・ミルクフォーマー
・温度計
作り方
まず、ミルクを泡立てる前に65〜70℃に温めます。必ずミルクの温度を守るように温度計を入れて温め、温度は65~70℃以上にならないよう弱火でゆっくり温めます。つぎに、ミルクフォーマーで泡(スチームミルク)を作ります。ミルクフォーマーを上下に動かし、作っていきます。
ミルクフォーマーの先端を外に出すと空気が入り、沈めるとかき混ぜられます。この動作をうまく使い、全体をかき混ぜるようにしましょう。この時、ミルクの量は2~3倍になります。更に温度は30℃以下にならないように素早く泡立てることが必要になります。
この他に自分の手で作り、機械を使わない方法やエスプレッソマシンを使用した本格的なものがあります。
スチームミルクを作るときのコツ
牛乳は成分を気にして購入する
おすすめの牛乳は「成分無調整乳」です。乳脂肪分3.5%~4%の牛乳で作る成功しやすいです。低脂肪乳や豆乳でもできるのですが、仕上がりの風味や甘み・コクに影響します。泡立ちも悪いといわれています。成分表を確認して購入することをおすすめします。
作るときは、65℃以上加熱しない
適温は、65℃前後といわれています。牛乳の中に含まれているタンパク質は45℃くらいから溶け、55℃を超えるとトロみのあるおいしいミルクになるためです。65℃を超えたあたりから風味がなくなり、泡も荒くなってしまいます。
そして牛乳のタンパク質は、72℃で固まってしまう現象があるため、必ず温める温度は守ってください。温度が高いと泡はどんどん荒くなってきます。更に、人が美味しいと感じる温度は、体温の±25℃といいます。自分のため、飲む人のためにも完成したコーヒーは62〜70℃を目指して作りましょう。
まとめ
スチームミルクは難しく、自分で本格的に挑戦しようという人はまずはミルクフォーマーで作ってみると値段も安くお手軽に本格的なコーヒーを味わえます。極めるにはエスプレッソマシンでの作り方も大事です。エスプレッソマシンは高価ですのでミルクウォーマーから初めて、次にエスプレッソマシンを使用するのをおすすめしたいです。また、スチームミルクは紅茶や抹茶に入れてもおいしいと話題です。家でいろいろなアレンジもできますのでぜひ挑戦してみてください。