コーヒーを飲むと頭痛が起こる方必見!その理由や対処法を紹介
眠気覚ましや頭をスッキリさせるために、日常的にカフェインの入ったコーヒーやエナジードリンクを飲む方は多いのではないでしょうか。しかし、コーヒーを飲んでいると頭痛が起こることもあります。この記事では、カフェインによって頭痛が起こる原因や対処方法について詳しく解説しましょう。
カフェインの摂取によって頭痛が起こる
カフェインの摂取によって頭痛が起こるのは、カフェインに血管を収縮させる働きがあるからです。その結果、血流が悪くなり、頭痛につながります。摂取したカフェインが体内から抜けることで、収縮した血管は少しずつ元に戻ります。それにともない、頭痛も緩和されていくのです。血液がこのような動きが起こることが、頭痛の原因になっています。
しかし、もしカフェインを大量に摂取し、重度な慢性的なカフェイン中毒になった場合は、血液がずっと収縮している状態になります。そのため、カフェインが抜ける度に血液の循環が悪くなり、頭痛が起こりやすくなります。となると、「カフェインの適切な摂取量はどれくらいだろう?」と気になる方もいると思います。
カフェインの適切な摂取量は、一般的に体重1キログラムあたり3ミリグラム程度だとされています。しかし、体格や体質によって個人差があるので、あくまで目安としてこの数字をとらえた方がよいでしょう。カフェイン摂取による頭痛を起こさないためにも、適量を守って摂取するようにしましょう。
カフェインが頭痛に効くこともある
カフェイン摂取によって偏頭痛には有効という説もあります。片頭痛は、血管が拡張することで生じます。そのため、片頭痛を抑えるためには、血管の拡張を抑えることが効果的です。カフェインには先ほど言ったように、血管を収縮する働きがあります。そのため、カフェインは片頭痛を抑えられると考えられています。
しかし、どんな頭痛にも効果的かというとそうではありません。緊張型の頭痛の場合、血管が収縮することで頭痛が起こります。そのため、カフェインの摂取は逆効果になっています。カフェインが頭痛に効くこともありますが、基本的には頭痛を治す作用はありません。したがって、頭痛を治すためにカフェインを飲むことはおすすめではありません。頭が痛いときに市販の頭痛薬や風邪薬を買う際も、カフェインの入っていない薬を選ぶようにしましょう。
カフェインによる頭痛の対処法
では、カフェインによる頭痛を治すためにはどうしたらいいのでしょうか?カフェインによる頭痛を治すには、頭を冷やすことをおすすめします。頭を冷やすと血管が冷えて収縮します。カフェインによる頭痛は血管が拡張することが原因で起こるため、血管を冷やすことがよいとされています。
また、カフェインを体外へ排出することも、カフェインによる頭痛を和らげることにつながります。体内からカフェインがなくなれば血液が正常に戻るからです。なので、水分をたくさん摂ることが大切です。そうすれば、尿と一緒にカフェインが体外へ出ていきます。しかし、どうしても頭痛が直らない場合は、市販薬などに頼らず病院へ行って診てもらうことをおすすめします。
今回は、カフェインによって頭痛が起こる原因や対処法について解説しました。緑茶やコーヒーなど、毎日の嗜好品として楽しむものの中には、カフェインが含まれているものもあります。なんでも摂取しすぎると体に毒となるため、自分の体質に適した量を飲むようにしましょう。もしカフェインを摂取しすぎて頭痛が生じた場合は、今回紹介したような方法で対処してみることをおすすめします。とはいえ、頭痛が収まらない場合は、すぐに病院へ行って診てもらうようにしてください。