コーヒーの粉と豆の保存方法について。一工夫で長持ちさせよう
最近は自宅での仕事やリモートでの仕事が増えてきています。それにともない、おいしいコーヒーの粉や豆を買う人も増加しています。せっかく買ったコーヒーの粉や豆は、長持ちさせたいですよね。そこで今回は、コーヒーの粉や豆の保存方法について説明していきたいと思います。長持ちさせるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
コーヒーの粉や豆の保存方法
コーヒーの粉や豆の保存方法は、常温保存と冷凍保存の2種類があります。コーヒーの粉や豆の保存方法は、コーヒーを飲む頻度によってそれぞれ変わってきます。
もしあなたがコーヒーを頻繁に飲むなら長期的に保存する必要はないため、常温での保存でも大丈夫です。常温で保存する際は高温多湿や直射日光を避け、15℃以下の場所で保存するようにしましょう。ただあまり頻繁にコーヒーを飲んだりしない方は、コーヒー豆を長期的に保存する必要があります。そのため、冷凍での保存がおすすめです。
コーヒーの保存期間
みなさんは『コーヒー豆の保存期間は長い』と思っていませんか?たしかに大豆やピーナッツなどの豆は半年以上保存できるため、同じ豆であるコーヒー豆も長いのではないかと思っている方も多いかもしれません。しかし、コーヒー豆の場合は未開封のもでも半年以内、開封後は1カ月ほどしかもちません。
またコーヒー粉の場合は10日ほどしか保存できません。では、なぜコーヒー豆の保存期間は短いのでしょうか。その理由はコーヒー豆の表面積にあります。コーヒー豆は他の豆と違い、ミルで細かくされているため表面積が大きくなり、酸化するスピードが早くなっているため、ほかの豆に比べて保存期間が短いのです。したがって、コーヒー豆や粉を開封したなら、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
保存する際の注意点
コーヒーの粉や豆を保存する際にはいろいろな注意点があります。コーヒー豆は多孔質といった構造をしており、表面に小さな穴がたくさん開いています。そのため、コーヒー豆を空気に触れさせてしまうと、空気中から水分などをたくさん吸収してしまいます。
その結果、コーヒー豆の香りと空気中にある臭いなどが混ざってしまい、本来の香りが失われるのです。そのため保存する際は、密閉容器やジップロックなどに入れて保存するようにしましょう。しかし、ジップロックは日光などの紫外線を防ぐことができないため、しっかりと日の届かない場所で保存してください。
保存の際の一工夫で長持ち
コーヒー豆を保存するときは、コーヒーキャニスターがおすすめです。ジップロックや普通の密閉容器などではどうしても、容器内に空気が入ってきたり、紫外線などを防ぐことができません。コーヒーキャニスターはコーヒー豆を保存するための容器であるため、密閉性にとても優れており、ほかの容器よりも長く保存することができます。
ほかにもコーヒー豆や粉を買う際に焙煎期間を見ておくこともおすすめです。コーヒー豆や粉は焙煎された後は急速に劣化していくため、買う際は焙煎期間が比較的新しいものを選ぶようにすることで、しっかりと保存することができます。
また、コーヒー豆をこまめに買うこともおすすめです。こまめに買うことでコーヒーの香りや風味が損なわれる前においしくいただくことができます。さらには保存容器などに乾燥剤(シリカゲル)を入れておくだけでも湿気がなくなり保存しやすくなります。
今回はコーヒーの粉や豆の保存について解説しました。みなさんが思っている以上にコーヒーの粉や豆はデリケートで、保存することが難しいものだと分かっていただけたと思います。おいしくコーヒーを飲むためにコーヒー豆や粉などの保存方法をしっかり理解し、ぜひ実践してみてください。