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コーヒーのなかでも高級品!幻のゲイシャコーヒーの魅力をご紹介!

公開日:2022/06/01   最終更新日:2022/06/27

コーヒー

特別感のあるちょっと高級なコーヒーを飲んでみたいのなら、ゲイシャコーヒーはいかがでしょうか。「ゲイシャ」なんて聞いたことがない銘柄、もしかして日本と関係があるの?と思うかもしれませんが、残念ながら日本の「芸者」とは関係ないようです。幻のコーヒーとも呼ばれるゲイシャコーヒーについて、詳しく解説していきましょう。

ゲイシャコーヒーとは

まず初めに「ゲイシャコーヒー」=「芸者コーヒー」ではないことをお伝えします。

ゲイシャとは、コーヒーの品種名であるゲイシャ種を意味し、この品種が自生していた「ゲイシャ村」が名前の由来だということです。ゲイシャ種のコーヒーは、日本で好まれよく飲まれている「アラビカ種」の一種で、エチオピアで自生しているのを発見され、中米に渡り栽培されるようになりました。

アラビカ種が突然変異したことで生まれたゲイシャ種ですが、発見から現在まで、品種改良されていない、手が加えられていない原種に近いコーヒーだといわれています。

ゲイシャ種が歩んできた歴史

ゲイシャ種は、アラビカ種のなかでも病害虫に強いという特徴を持ち、そのメリットから中米にも持ち込まれ、栽培されるようになりました。しかし、強い品種ではありますが、生産性ではほかの品種に劣り、実は半量程度しか収穫することができないため、生産者は次々と栽培を中止するようになったのです。

栽培を継続したエスメラルダ農園

栽培される量は少なくなったものの、まったく途絶えたわけではありません。数は多くありませんが栽培を続けたコーヒー農園もあり、そのひとつがパナマのエスメラルダ農園です。

エスメラルダ農園は標高が1600mと、ゲイシャ種が好む環境にあり、降雨量にも恵まれていたことに加え、農薬を使用せず、手摘み収穫にこだわることで高品質のゲイシャ種コーヒーを生産してきました。

脚光を浴びたゲイシャ種

コーヒーにも国際品評会があるのですが、2004年にエスメラルダ農園がゲイシャ種を出品したことで、ゲイシャコーヒーは脚光を浴びることとなりました。それまではあまり知られていなかったゲイシャ種ですが、驚きとともにその品質が世界に認められ高値で落札されました。

この出来事は「ゲイシャショック」と呼ばれたことから、ゲイシャ種がこれまでにない優れたコーヒー豆だということが分かるでしょう。ゲイシャショックから今日まで、ゲイシャコーヒーはずっと高値で取引されていますが、栽培が難しいうえに収穫量が少なく、高品質で希少なコーヒー豆であることから、今後も高値が続くと予想されています。

ゲイシャコーヒーの魅力

飲む人がショックを受けるほど美味しいというゲイシャコーヒー、具体的にどのような魅力があるのか見ていきましょう。

まるで香水のような香り

コーヒーが香水のような香り、というと不思議な感じがしますが、決してコーヒー本来の風味を邪魔するようなことはありません。フローラルなアロマが特徴のゲイシャ種、コーヒーでありながらかぐわしい香りの紅茶・アールグレイや、ジャスミンのような香りを連想する人もいるといいます。

飲み終えたあとも続くという、華やかな余韻もゲイシャコーヒーの魅力です。

繊細で複雑な味わい

オレンジやグレープフルーツのようにフレッシュな酸味、トロピカルフルーツのような甘さ、あるいはチョコレートや、はちみつのような濃厚な甘さも感じられるという、一般的なコーヒーとは異なる味わいを楽しめます。

例えるならワインのような繊細かつ複雑なフレーバーのゲイシャコーヒー、一度飲んだら忘れられなくなる、そんな魅力的なコーヒーだといいます。

 

生産量が少なく、希少価値が高いゲイシャコーヒー、最高品質のこのコーヒーは価格も決して安いとはいえませんが、コーヒー好きならぜひ、一度は飲んで欲しいコーヒーです。ゲイシャコーヒーを提供しているコーヒー専門店などでじっくり味わったり、最近は通販でもゲイシャコーヒーを販売しているので、購入してみてはいかがでしょうか。