北欧コーヒーはどんなもの?気になるフレーバーや美味しい飲み方とは
デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、フィンランドの5国は北欧と呼ばれています。ヨーロッパ北部の北欧地域では、コーヒーの消費量が世界一で、コーヒーを飲む習慣が日本よりも多いです。この記事では、北欧のコーヒー文化についてまとめておきます。
北欧コーヒーの特徴
北欧で飲まれているコーヒーにはどのような特徴があるのでしょうか。日本のコーヒーとの違いが気になりますね。
北欧では、酸味のあるコーヒーが好まれていて、焙煎する際は、酸味がより出るように浅煎りされています。コーヒーの風味は、焙煎する度合いで味や香りに変化がでますので、好みのコーヒーを探す際は、豆の種類だけでなく焙煎度合いもチェックしておきたい部分です。浅煎りのコーヒー豆は、苦みは控えめでさっぱりとした味わいになっています。
酸味があるコーヒーというのは、フルーティーな味わいを感じられるということです。浅煎りの場合でも、ライトローストとシナモンローストでは風味が異なります。ライトローストだと、香りやコクは控えめで酸味が際立ちますし、シナモンローストだと、苦みがなくすっきりとした酸味を楽しめます。北欧のコーヒーは、苦みがない分お茶のような感覚で楽しめるといわれています。消費量が多いのも、お茶の代わりに飲んでしまうくらい飲みやすいものだからといえるのではないでしょうか。
北欧のコーヒー事情
北欧では、1700年くらいにコーヒーが伝わったとされています。消費量は世界一とされていて、最も多いのはフィンランドだそうです。フィンランドは、1日に数回コーヒーを飲む時間(カハヴィタウコ)が設けられていますし、スウェーデンでもコーヒータイム(フィーカ)が設けられています。ノルウェーやアイスランド、デンマークは、コーヒータイムがあるというわけではありませんが、コーヒータイムという意味の言葉は存在していて、コーヒーを飲む習慣があることがわかります。
また、コーヒー文化が根付いていることから、コーヒー関連のイベントも沢山開催されているのが特徴です。ノルディック・ロースター・フォーラムと呼ばれるイベントや、バリスタ・リーグと呼ばれるイベントが有名です。バリスタ・リーグは、他国からも参加している人も多い大規模なイベントとなっています。ノルディック・ロースター・フォーラムは、焙煎業者のためのイベントです。
北欧コーヒーの美味しい飲み方
北欧では、コーヒーの淹れ方も日本と違うといわれています。北欧では、焚火コーヒーといって、粗びきされたコーヒーをそのままやかんに入れて、それを焚火にかけて煮だして抽出するという方法があります。日本で飲むドリップコーヒーも北欧で飲まれていますが、昔から伝えられている方法でも、コーヒーを楽しんでいる人が多いのです。それから、カフェオストと呼ばれる飲み方も北欧ならではです。
これは、チーズをコーヒーに入れて飲むというもので、角切りのチーズをたっぷりと入れて、コーヒーと味わうそうですよ。ほかにもオランダでは、コーヒーにひとつまみ塩を入れてから飲むという方法があります。塩が隠し味になってくれるということで、驚きの飲み方です。コーヒーに塩ってどんな味なの?と思われるかもしれませんが、意外と合うのでやってみてはいかがでしょうか。
北欧コーヒーについてご紹介しました。北欧は独特の飲み方があるという点も興味が湧きますね。コーヒーが好きという人は、北欧風の飲み方も挑戦してみてください。北欧のコーヒーは、すっきりとした味わいなので、お食事にも合うコーヒーです。毎日コーヒーを楽しみやすくなるのではないでしょうか。