リストレットってどんな飲み物？美味しい作り方をご紹介！

コーヒー好きの方の中には毎日同じコーヒーを飲んでおり、違うコーヒーの淹れ方にチャレンジしてみたいという方もいるのではないでしょうか？この記事では、リストレットと呼ばれるコーヒーについて紹介します。通常のエスプレッソと異なる点や美味しい淹れ方などを解説するので、ぜひ参考にしてください。

リストレットとは

普段作っているエスプレッソの半分のお湯で抽出したものをリストレットといいます。しかし、エスプレッソと同じ分量のコーヒー豆を使うのでより濃いコーヒーとなります。味や見た目が濃いため、カフェインが多いと誤解されていますが、実は瞬間的に高圧力で抽出するため、ドリップコーヒーと比べてカフェイン量が少ないのも特徴です。リストレットは「限定された」「狭い」などの意味をもつイタリア語です。

最後まで抽出することなく、半分のお湯だけで作ることが由来だとされていますが、具体的な根拠はありません。あまり馴染みのないものですが、ヨーロッパではエスプレッソをショットで飲むことが一般的であるため、馴染み深いものとなっています。あまり知られていませんが、エスプレッソを提供している大手チェーンのコーヒーショップでは、リストレットを注文することも可能です。

通常のエスプレッソとの違い

リストレットは、普段作っているエスプレッソと同量のコーヒー豆を使用しますが、お湯の量を半分ほどにして、抽出したコーヒーです。出来上がり後のコーヒーの量も異なり、一般的なエスプレッソは30ミリリットルほどのでき上がりとなりますが、リストレットは15ミリリットルほどとなります。

使用されるコーヒー豆の量は同じなので、エスプレッソよりも濃く抽出されます。しかし、後半に抽出されやすい苦味や酸味が出ないので、エスプレッソよりもコーヒー本来の味を楽しむことが可能です。

リストレットの美味しい作り方

リストレットの作り方は非常に簡単で、普段のエスプレッソを淹れる時よりもお湯の量を半分にするだけです。しかし、専用のマシンで高い圧力をかけて作らなければならないので、マシンがなければ作れません。マシンがあったとしても、リストレット用の設定がない場合もあります。その場合は普段のエスプレッソの作り方で前半に抽出された部分だけをカップに残るようにして、残りは捨ててしまいましょう。

もったいない気持ちもありますが、後半に抽出された部分は苦味が多く、その部分だけを飲むことはおすすめできません。エスプレッソとの違いを感じるために、そのまま飲むのもおすすめですが、ミルクを合わせるのもおすすめです。コーヒー豆本来の味を楽しみながら、苦味がマイルドになるので飲みやすくなります。ミルクの量が多すぎる場合は良さがなくなってしまうので、コーヒーと同量以下になるようにしてください。

また、砂糖を加えて飲むのもおすすめです。本場であるイタリアでは、ティースプーン1杯ほどの砂糖を入れます。味はビターチョコレートのようであり、コクと甘味が強く感じられます。他にもカフェラテやカプチーノなど、エスプレッソの代わりに使ってもよいでしょう。さまざまな飲み方を試して、自分好みの味を見つけてみましょう。

まとめ

リストレットは普段のエスプレッソを作る際に使うお湯の量を半分にして作られたコーヒーです。日本では、馴染みのない飲まれ方ですが、本場であるイタリアでは一般的です。エスプレッソと同じだけのコーヒー豆を使用しますが、リストレットの方が苦味を抑えられます。後半に抽出されやすい苦味が出ないので、コーヒー本来の味を楽しめます。作り方は非常に簡単で、本来30ミリリットルほどのお湯を使うエスプレッソを15ミリリットルに変更するだけです。

ただし、高圧力で抽出するための専用のマシンが必要となります。マシンがあったとしてもリストレット用の設定がない場合もあります。その場合は前半に抽出された部分だけを飲むようにしましょう。ミルクや砂糖を加えるなど、飲み方をアレンジするのもおすすめです。