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コーヒーはミルクの量で変わる!カフェオレ・カフェラテの違いとは

公開日:2022/03/15   最終更新日:2022/04/01


コーヒーの飲み方は人によってさまざまです。牛乳を入れたり、砂糖を入れたりお好みの飲み方をしますよね。でも、カフェオレ、カフェラテなどのミルクを混ぜるものの違いを理解している方は多くはないのではないでしょうか。ここでは、これらの違いを解説していきますので、是非最後までお読みください。

カフェオレとカフェラテの共通点

「カフェオレ」「カフェラテ」などの言葉が巷にあふれ、これらの言葉を聞いたことがないという方はいないと思います。しかし、これらの意味や語源を正確に理解している方は多くはないのではないでしょうか。意識していないと「なんとなく外国の飲み物じゃない?」「コーヒーと何かを混ぜたやつ」くらいにしか考えずになんとなく飲んでいるのではないでしょうか。

そもそもコーヒーは諸説あるもののエチオピアで発見され、イスラーム世界から西洋に入ってきた経緯があります。西洋でカフェ文化が最初に栄えたのはイギリスですが、様々な理由でコーヒー文化はフランスとイタリアで主に栄えることになります。大雑把にいうと、カフェオレはフランス語、カフェラテはイタリア語ですが、どちらも「コーヒー牛乳」という意味です。

カフェオレ

カフェオレはフランス語です。これは「カフェ」と「オ」と「レ」に分けられます。カフェはコーヒー、オは〜が入った、レはミルクを意味します。要するにコーヒー牛乳です。

コーヒーと温めた牛乳を半々で混ぜ、飲みます。フランスでは「コーヒーがないと1日が始まらない」というくらいコーヒー文化が浸透しています。なかにはコーヒーしか朝に飲まない人もいます。何も食べずにコーヒだけ飲むと、カフェインや胃への刺激が強いので、ミルクを入れてそれを緩和したとも言われています。

カフェラテ

カフェラテはイタリア語です。これは「カフェ」と「ラテ」に分けられます。カフェはコーヒー、ラテはミルクを意味します。これも要するにコーヒー牛乳です。イタリアのコーヒーはただドリップしたものではなく、エスプレッソと言われるコーヒー豆に蒸気と圧力をかけて抽出する方法が一般的です。

ドリップと比べて味が濃く、苦味が強いのが特徴です。これに蒸気で泡立てないように温めたミルクを混ぜて飲みます。ミルクの表面にさまざまな絵柄を描くラテアートができるのも楽しみの一つです。ちなみにイタリアの喫茶店でカフェを頼むとエスプレッソ、ラテを頼むとミルクがそれぞれ出てきます。

カプチーノ

カプチーノもイタリア語です。諸説ありますが、イタリアの修道僧の着る服がカップッチョというもので、それが変化したものという説が有力です。カプチーノはカフェラテと同様、コーヒー、蒸気で温めたミルクを使用しますが、これに泡立てたミルクを混ぜます。上面だけふわふわなミルクが楽しめるので、たくさん盛れば、ラテアートともにSNS栄えすること間違いなしです。

カフェモカ

カフェモカは英語です。アメリカにコーヒーはイギリス経由でもたらされました。コーヒーはイタリア同様、エスプレッソを使います。これは、イタリアのお洒落な感じを出すためとも、機械で手早く出したいためなど様々な理由があります。これに温めたミルク、チョコレートシロップを混ぜます。

チョコレートシロップというのがいかにもアメリカ風ですが、これを邪道とする方も多くいます。コーヒー、ミルク、チョコレートの甘みが合わさって複雑でスイーツ的な側面を持ち合わせる飲みものになります。賛否はありますが、コーヒーに様々なものを混ぜたり、トッピングするアメリカの大手コーヒーチェーンの販売手法の先駆けと言われています。お国柄が色濃く出ている部分ですね。

 

カフェオレ、カフェラテの共通点、他のコーヒーとミルクを混ぜる飲み物の違いについて解説してきました。歴史的な背景を理解すれば、それぞれどのようなものであるか明確にわかってきますね。上記のようなことを知ることで、普段飲んでいるコーヒーがさらに味わい深くなることは、間違いありません。日々のリラックスタイムにさまざまなコーヒーの飲み方を取り入れてみてはいかがでしょうか。