エチオピアコーヒーを美味しく飲むには？美味しい淹れ方を解説！

コーヒーはホッと一息つくときに飲む方が多いでしょう。日常的に飲む飲み物ですが、実はコーヒーの奥は深く、さまざまな種類があり、コーヒー豆によって美味しい飲み方が異なります。その中でも、コーヒー発祥の地と呼ばれているのがエチオピアです。この記事では、そんなエチオピアコーヒーを美味しく飲む伝統的な淹れ方をご紹介します。

エチオピアはコーヒー発祥の地

エチオピアは、アフリカの東部にある国です。日本の3倍の面積を持った国で、約1億922万人が暮らしています。そんなエチオピアは、コーヒーを栽培するのに合った環境が整った「アビシニア高原」が面積の多くを占めており、コーヒー農園の木だけでなく、野生のコーヒーの木が育つことも珍しくありません。国民の約1割以上がコーヒー産業に関わっているといわれるほど、コーヒー大国です。

エチオピアコーヒーの品種

エチオピアコーヒーの中でも「モカ」というブランドが有名です。酸味、甘み、コクがそれぞれあり、焙煎度合いによってさまざまな風味が楽しめます。そんなモカの中でもいろいろな種類があるので、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

シダモ

シダモは、なめらかな酸味と、まろやかな甘みが楽しめます。焙煎を深煎りにすると、さらにコクと苦みが堪能できるでしょう。アクセントになる味なので、ブレンドするのにもおすすめです。

ハラー

ハラーは、標高2,000mの標高の高さ、日当たりのよい斜面、日中の寒暖差、火山灰による土質など、コーヒーを栽培するのに合う条件のもと栽培されています。モカハラーの中でも大粒のものは高級品とされており、酸味がより柔らかくなります。

イルガチェフェ

イルガチェフェは、モカコーヒーの中でも最高級と呼ばれており、日本でもブランド豆として販売されています。フルーティーな香りと甘みが特徴的なコーヒーです。コーヒーの苦みが好みじゃない方も飲みやすいでしょう。イルガチェフェは、コーヒーの実を、時間をかけて熟します。時間をかけることで、甘みが印象的なコーヒーになるのです。

エチオピアコーヒーの美味しい淹れ方

ここからは、エチオピアコーヒーの美味しい淹れ方を見ていきましょう。

準備するもの

・ジャバナorやかん
・水550cc
・コーヒー粉大さじ6杯

を準備しましょう。

コーヒーの淹れ方

1.ジャバナorやかんに水を入れて沸騰させる
2.沸騰したらコーヒー粉を入れる
3.そのままふたをせずに4～5分ほど弱火で煮出す
4.火を止めて、ジャバナorやかんを傾けてコーヒー粉を沈める
5.コーヒー粉が沈んだら、カップにお好みで砂糖を入れ、少し高い位置からコーヒーを注ぐ

コーヒーが注げたら、エチオピアコーヒーのできあがりです。

エチオピアコーヒーの伝統「カリオモン」

カリオモンとは、コーヒーでおもてなしをするときのセレモニーです。日本でいう「茶道」をイメージすると分かりやすいでしょう。カリオモンでは、コーヒー豆の香りから楽しんでもらいます。そして焙煎から豆のすり潰し、コーヒーの抽出までを丁寧に行います。抽出したコーヒーを全部で3杯入れ、それぞれ砂糖、塩、香辛料・バターを加えるなどして、違った飲み方を楽しむのです。

まとめ

エチオピアコーヒーについて解説しました。エチオピアコーヒーのモカは、日本のコーヒーショップでもよく見かけるコーヒー豆です。普段何気なく飲んでいるコーヒーも、どのような地で生まれたのかが分かると、さらに味わうのが楽しくなるでしょう。また、コーヒーは豆によって美味しい飲み方が異なります。エチオピアコーヒーを飲むときは、ぜひご紹介した淹れ方を実践して、エチオピアコーヒーの味を堪能してみてください。