幻の品種と名高いトラジャコーヒーとは?美味しく飲むには? | オフィス用コーヒー(マシン)サーバーレンタルおすすめ5選

【オフィス利用におすすめ!】人気の高いコーヒーサーバー(マシン)のレンタル・リース業者比較5選をご紹介!

幻の品種と名高いトラジャコーヒーとは?美味しく飲むには?

公開日:2022/07/01  


コーヒー好きの方なら、トラジャコーヒーをいう名前を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。名前は知っていても、具体的にどのような特徴を持つコーヒーなのか、ご存知ではない方も多いかもしれません。幻の品種とも呼ばれるトラジャコーヒーについて、その特徴や美味しい飲み方など詳しくご紹介していきましょう。

トラジャコーヒーとは

トラジャコーヒーの故郷はインドネシア、スラウェシ島という島で栽培されているコーヒー豆をトラジャコーヒーと呼んでいます。インドネシアは、ほかにもジャワ島でジャワコーヒーが栽培され、スマトラ島でマンデリンが栽培されているなど、品質の良いコーヒーを輸出しているコーヒー生産大国です。トラジャコーヒーは、スラウェシ島の標高800m~1600mにある、タナ・トラジャ地方で栽培されていることから「トラジャ」というブランド名になりました。

■丁寧な手作業で生産される

スラウェシ島の山岳地帯で栽培されているトラジャコーヒーですが、生産者は小規模な農園で機械化も進んでいないことから、コーヒー豆の収穫や脱穀などの作業は、手作業で行われています。また、農薬も不使用であることから、安心して飲むことができるコーヒーだといえるでしょう。

トラジャコーヒーの歴史

幻の品種、幻のコーヒーとも呼ばれるトラジャコーヒーですが、一度は栽培が途絶えてしまったという歴史があり、それが幻と呼ばれるようになった理由です。17世紀末頃から栽培されていたトラジャコーヒー、当時はインドネシアがオランダの支配下にあったため、オランダ人向けや輸出するために生産されていました。

しかし、第二次世界大戦が始まったことでコーヒーの栽培が難しくなり、その後、インドネシアはオランダから独立し、管理を行うものが去ってしまったため、コーヒー農園も荒れてしまったのです。そうして市場から消えてしまったトラジャコーヒーですが、1970年代になり復活することができました。

■復活には日本の企業が尽力

トラジャコーヒーを復活させるために尽力したのは、日本の企業であるキーコーヒーでした。直営農園を経営するなど農場の再興を行ったり、個人経営する農園からも豆を買い取って、インフラの整備や加工工場などの建設を行ってきたのです。

再び市場に出回るようになったので、今現在は手に入らない「幻」のコーヒーではありませんが、希少価値の高い高品質なコーヒーだという意味で、幻の品種・幻のコーヒーと呼ばれています。キーコーヒーが復活させたトラジャコーヒーは「トアルコトラジャ」という名前で販売されていますが、完熟した実だけをひとつひとつ手摘みし、ハンドピックするという品質にこだわった丁寧な手作業を行い、出荷されています。

トラジャコーヒーの美味しい飲み方

トラジャコーヒーの特徴は、苦みと酸味、甘み、そしてコクのバランスが絶妙だということ、スモーキーな香りにフルーティでさっぱりとした味わいの上品なコーヒーです。

■おすすめの焙煎は?

トラジャコーヒーの美味しさを最大限に引き出すために、おすすめの焙煎は中煎り~深煎りです。浅煎りよりも香りがはっきりしますし、トラジャ特有のコクをより強く感じることができるでしょう。

■おすすめの飲み方

トラジャコーヒーは希少価値の高いコーヒーですから、ストレートで飲むのがおすすめです。もちろん、お好みによりほかの豆とのブレンドでも美味しく飲むことができます。まずはブラックで飲んでみて、その味わいをじっくり楽しんでください。ブラックで飲んでも、クリーミーな風味を感じることができるトラジャは、ミルクを入れてカフェラテやカフェオレにしても、格別の美味しさです。

 

現在、トラジャコーヒーを楽しめるのは、日本の企業であるキーコーヒーが復活を支援してくれたおかげです。手に入れることが可能になったトラジャコーヒーですが、希少性が高く生産量がそれほど多いとはいえないコーヒーなので、ぜひストレートでその幻の味を楽しんでみてください。