シナモンスティックはどう使えばいい?コーヒーをより楽しむ方法とは
カフェや喫茶店においてコーヒーを注文した際、いっしょにシナモンスティックが出てきた経験はありますか?しかし、もし使い方が分からなければ戸惑ってしまう場合もあるかもしれません。そこで今回は、シナモンスティックの活用方法をお教えします。コーヒーをより楽しみたい方へ向けたお役立ち情報です。
シナモンスティックとは
シナモンの木の皮を薄く剥いで乾燥させ、スティック状に巻いたものをシナモンスティックといいます。
異なる樹木である、セイロンシナモンとカシアと2種類ありますが、コーヒーなどの飲み物に合うのは、上品でやさしい味わいのセイロンシナモンです。
ほのかな甘い香りが特徴的で、お菓子に添えられることも多くあります。そのおしゃれな見た目から、ついそのまま食べてしまいたくもなりますが、シナモンスティックはあくまで香り付けとして使うものです。刺激が強いため、食べることは避けましょう。
また、再利用もおすすめはできません。香りが残っていれば使えないこともありませんが、シナモンスティックは湿気に弱く、コーヒーなどに使用したあとは、濡れた部分にカビが生える可能性があります。
そのため、使い捨てで使用していくのがベストです。少々もったいない気もしますが、未開封であれば2~3年は持ちますので、ぜひ、毎回本来の味わいを楽しむようにしてください。
シナモンスティックとシナモンパウダーの違い
もしかしたら、一般的に馴染みがあるのはシナモンパウダーではないでしょうか。細かく砕かれたパウダー状のものを、シナモンパウダーといいますが、こちらは仕上げに使うことが大半です。
よく、お菓子やトーストなどに振りかけるほか、焼き菓子であれば、最初に混ぜ込む方法もあるでしょう。
一方で、スティック状に巻かれたもシナモンスティックは、煮出して味付けをするといった方法で使用します。
たとえば、ホットワインやコーヒーなどの湯に加えて煮出すほか、じっくりと香りを出したい煮込み料理などに最適です。
パウダーとスティック、この両者は形状が異なるだけで、同じシナモンなので、もちろん代用も可能です。
スティックをパウダーにするには、ミキサーなどを使用して粉砕と簡単でしょう。ミキサーがない場合は、ビニール袋に入れ叩いて潰す方法もよいかもしれません。
使う機会が少なくどちらかで保管しておきたい場合は、用途によってパウダーにもできるスティックタイプを選んでください。パウダーは空気に触れる部分が多いため、スティックより劣化が早い傾向にあります。
シナモンスティックの使い方
では、シナモンスティックを使って、コーヒータイムに彩りを持たせてみましょう。その使い方はいたって簡単です。コーヒーに対して使用する際は、シナモンスティックをマドラー代わりにしてみてください。
そのようにして、たった数回かき混ぜるだけでシナモンの香りがふわっと広がり、いつもとはひと味ちがった風味が楽しめます。
ただし注意点として、スプーン感覚でカップの中に入れたままにすることはおすすめしません。というのも、シナモンスティックは非常に強い香りを持っています。
そのため、スティックを浸したままにしておくと、シナモンの味が出過ぎて雑味となり、コーヒー本来の味わいが消えてしまう可能性もあるからです。
シナモンスティックは、あくまでもマドラー感覚での使用とし、数回混ぜたらソーサーの上に出しておきましょう。
まとめ
これまでシナモンスティックをうまく活用できなかった方、または使用機会がなかった方、この記事を参考にこれからぜひシナモンスティックを使ってみてください。カフェや喫茶店で提供される以外にも、自ら購入して楽しむアイテムとしてもおすすめです。お友達を招待して、ちょっとエレガンスな雰囲気のおうちカフェを堪能してみてはいかがでしょうか。