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中国でもコーヒー豆が生産されている!中国コーヒーの特徴とは

公開日:2022/10/01  


中国は古くからお茶の文化がある国ですが、近年コーヒーの生産が盛んになっていることをご存じですか?とくに2010年以降、コーヒーの生産・消費が増えて中国独自のコーヒーチェーン店が登場するなど、一般的な飲み物になってきています。そこで、今回は中国のコーヒー事情や生産されているコーヒーについて詳しく解説します。

中国のコーヒー事情

中国ではここ数年の間にコーヒーが急激に普及しています。2013年には国民1人当たりのコーヒー消費量が3.2杯だったのに対し、2019年には7.2杯まで増えたというデータが発表されています。都市部が発展するにつれて都会的な建物やオフィスが増え、それにともなって若者たちの間でコーヒーが日常的な飲み物へと変化を遂げました。こうしてコーヒーを飲む人が増えたことがきっかけとなり、生産も盛んになっているのです。

中国で生産しているコーヒーとは

中国でコーヒーが栽培されている主な地域は雲南省です。ここで9割以上のコーヒー豆が生産されています。都市部から離れた雲南省は自然に恵まれていて、標高の高い山が多いことからコーヒー栽培に適しているのです。2021年にはコーヒー豆生産量が12万トンを突破し、世界でも上位にランクインするほど生産量が増加しています。

コーヒー栽培はいつから始まった?

中国と同じアジアに属するベトナムやインドでは、16世紀ごろからコーヒーが栽培されていました。一方、中国でコーヒーを栽培し始めたのは20世紀になってからといわれています。まだ歴史が浅く、当初はなかなかうまくいかず多くの農家がコーヒー事業を諦めようとしました。

その後、民間企業の介入によってコーヒー事業が拡大し、ほかの農業に従事していた農家がコーヒー農家へ転換していったのです。そうやって現在に至るまで発展を遂げてきました。

飲みやすい味が特徴的

中国で作られているコーヒー豆はほぼアラビカ種です。そして、味わいとしては癖がほとんどなく誰にでも飲みやすいという特徴を持っています。まだコーヒーという文化が国に浸透しきっていないからこそ、誰にでも親しまれる味わいになっていると考えられます。酸味や苦味が抑えられており、香りはフルーティで後味も爽やか。コーヒーに苦手意識がある人でも楽しめるでしょう。

その控えめながらバランスの取れた味を楽しむために、焙煎度は中煎り、挽き具合は中挽きがおすすめです。浅煎りだと酸味が、深煎りだと苦味が強く出てしまうため、まずは飲みやすさを活かした味わいを堪能してください。それから自分好みのコーヒーを追求してみるのをおすすめします。

中国コーヒーはスペシャルティコーヒーとして流通

コーヒー豆は上からスペシャルティ、プレミアム、コマーシャル、ローグレードの4つにランク付けされます。雲南省で栽培されるコーヒーの中には、最高級のスペシャルティコーヒーに該当するものもあります。スペシャルティコーヒーはコーヒー豆全体の約5%しか存在せず、とても希少価値が高いことから市場価値も高くなっているのです。生産当初はマイナーなコーヒー産地ということもあり、栽培の技術が未発達で品質もそこまで高くありませんでした。

ただ、生産量が増える過程で試行錯誤を重ね、現在は品質も非常に高くなっています。中国は世界一人口が多い国であり、その分労働人口も多い傾向があります。つまり、これからさらに生産技術が高まり、将来的にブラジルやコロンビアといったコーヒー大国に負けないような生産国になることでしょう。中国独自の銘柄がどんどん発売され、世界的な評価を獲得することが期待できます。

まとめ

中国コーヒーの特徴や生産について紹介しました。まだ歴史が浅いながらも、急速に発展を遂げてきた中国コーヒー。その癖のない味わいは多くの人に親しまれ、徐々に品質や知名度を向上させています。これからスペシャルティコーヒーと呼ばれる最高ランクのコーヒーが生産されることも増えていくと思われるため、ぜひ一度飲んでそのよさを体感してください。