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世界で総生産の約60%がアラビカ種!味わい深いコーヒーの魅力とは

公開日:2022/10/01  


アラビカ種は、商業向けに栽培されており、世界でもっとも多く生産されているコーヒー豆です。フローラルな香りと豊かな風味が特徴。アラビカ種のコーヒー豆を使用すると、たいへんおいしく味わい深いコーヒーに仕上がります。ここでは、栽培や味わいなど、アラビカ種の特徴について詳しく紹介しています。

世界でもっとも生産されているコーヒー豆

アラビカ種は、世界でもっとも多く生産されているコーヒー豆です。商業向けに栽培されているコーヒーの2大品種のひとつであり、品種名はコフィア・アラビカ(CoffeaArabica)。アフリカのエチオピアが原産地です。コーヒーノキという植物から採れるわけですが、コーヒーノキにはいくつかの種類が存在します。

その中でも半数以上を占めるのが、アラビカ種・ロブスタ種・リベリカ種。この3つをまとめてコーヒーの3原種と呼ぶこともあります。しかし、実際にはアラビカ種とロブスタ種、この2つで世界のコーヒー豆の99%を占めるともいわれており、アラビカ種に関しては、世界で生産されている約60%を占めています。さまざまな種類のアラビカ種があるので、簡単にご紹介しましょう。

ティピカ

原種にもっとも近いとされている品種。香り、コクなどがほかの品種よりもよく、おいしいコーヒーに仕上がります。

ブルボン

ティピカの突然変異によって生まれたといわれている品種。ティピカと同じく古い品種であり、味に優れています。

カトゥーラ

ブルボンが突然変異してできた品種。酸味と渋みが強い点が特徴です。

ムンドノーボ

ブルボンとスマトラの自然交配種です。酸味と苦みのバランスがよく、育てやすい品種。

カトゥアイ

カトゥーラとムンドノーボの交配種です。栽培しやすいですが、コーヒーの風味はムンドノーボよりも落ちるといわれています。

アマレロ

ブルボンの突然変異種です。一般的なコーヒーチェリーは赤色ですが、アマレロのコーヒーチェリーは黄色です。

ゲイシャ

フルーツのような柑橘系の香りを持つ品種。日本においても、スペシャルティコーヒーを提供しているお店で使われています。

アラビカ種は栽培が難しい?

アラビカ種の原産地は、アフリカのエチオピア。ただ、標高が1,000~2,000mの熱帯高地で栽培されるのが一般的であり、栽培や収穫にはたいへんな手間と労力を要します。そのうえ、霜、乾燥、病害虫などに弱く、コーヒーの天敵である「さび病」をはじめとする病気にもかかりやすいので、栽培が極めて難しい品種でもあります。

育つ場所が限られているうえ、収穫量が少なく、育てにくいという特徴を持つのがアラビカ種。そのため、病気に強く、味わい豊かな品種を作りだそうと品種改良が積極的に行われています。

栽培が難しい分おいしい!

アラビカ種のコーヒー豆は栽培が難しい品種ですが、その分コーヒーの味が味わい深く、とてもおいしく仕上がります。花をかいでいるような、フローラルな香りが大きな特徴。具体的にどのような味かといわれると、アラビカ種の中でもどこの国で栽培されたのかによって変わってくるため、一概にはいえません。しかし、デリケートなアラビカ種のコーヒー豆は、豊かな風味が魅力。酸味についても、ほかの品種よりしっかりしています。

そして、じっくり焙煎することによって、香りや苦味、甘味を充分に引き出せます。その中でも、さらに豊かな香り、苦味、甘味を持つコーヒーは、スペシャルティコーヒーとして高い評価を得ています。アラビカ種を使ったコーヒーは、深い味わいと鮮明な酸味を合わせ持ち、奥深い味わい。多くのコーヒーファンを虜にしているコーヒー豆なのです。

まとめ

アラビカ種は、世界でいちばん多く生産されているコーヒー豆であり、総生産の約60%を占めています。標高が非常に高い山岳地帯で育てているため、栽培や収穫には手間や労力が必要です。加えて、病気に弱い品種でもあるため、栽培がとても難しいことが特徴。しかし、その分コーヒーの味が味わい深く、ほかの品種よりもおいしく仕上がります。アラビカ種は、豊かな風味としっかりした酸味を合わせ持っている品種。ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。