パプアニューギニアコーヒーとは?味わい豊かなコーヒーの魅力を紹介!
コーヒーは産地によって味や香りが異なります。酸味が強いものもあれば、フルーティーで甘味が感じられるものもあるでしょう。今回紹介するのはパプアニューギニアのコーヒーです。どのように作られ、どのような特徴があるのか詳しく紹介していくので、コーヒー好きな方はぜひ参考にしてください。
パプアニューギニアコーヒーの特徴
パプアニューギニアでは、主にアラビカ種のコーヒー豆が栽培されています。コーヒー豆のランクを豆の大きさで分けており、スクリーンサイズが大きければ大きいほど高いランクがつけられるのです。最高ランクのAAはスクリーンサイズ6.95mm以上のコーヒー豆が該当し、6.75mm以上がA、6.55mm以上がBになります。コーヒーの種類によって分けたあと、さらに等級によって細かく分類されていきます。
味・香りは?
パプアニューギニアで作られたコーヒーは、基本的にウォッシュドという方法で生成されます。水によって果肉を洗い流すものであり、余分な雑味や苦味のないクリアな味わいになる点が特徴的です。このコーヒー豆を用いて淹れたコーヒーは、上質で優しい酸味を持っています。
また、果実を思わせるフルーティーな香りと味わいを楽しめます。すっきりした口当たりでとても爽やかなので、夏に飲むコーヒーとしてもおすすめです。癖はなく万人受けするコーヒーながら、しっかりしたコクと奥深さがあり物足りなさを感じさせません。酸味の強いコーヒーが苦手な人、自分にあうコーヒーを探している人、コーヒー愛好家、どんな人にも喜ばれるでしょう。
パプアニューギニアはコーヒー生産に適した環境
パプアニューギニアは標高の高い山脈が連なっています。コーヒー豆の生産は標高が高く日中の寒暖差がある環境が適しているため、コーヒー栽培に恵まれた環境だといえます。さらに土壌に含まれるミネラルが豊富、乾期と雨期がはっきり分かれていることも、上質なコーヒーを栽培できることにつながっているのです。
実際にパプアニューギニアのコーヒーは甘みと酸味がしっかり感じられ、コーヒー生産に適していることが分かります。
有機農法で安全なコーヒーを
火山が多いパプアニューギニアは、火山灰性の栄養豊富な土壌が特徴的です。赤道が近いことから日差しは強いものの、コーヒーノキを直射日光から守るためにシェードツリーという木を同時に栽培しています。このシェードツリーから落ちた葉が腐葉土になり、農薬を加えずとも土壌の栄養がさらに高まっていくのです。有機農法かつ手作業で大切に育てられたコーヒーは、品質も味わいも一級品。日本はもちろんヨーロッパなど世界中で人気のコーヒーは、こうして生産されています。
上質で味わい豊かなコーヒー
柔らかい酸味とフルーティーな香りを楽しめるパプアニューギニアのコーヒーは、どんな焙煎度でもその豊かな味わいが引き立ちます。上質な酸味をより堪能したいという人は、浅煎りにして酸味強めのコーヒーを淹れてみてください。コーヒーにコク深さを求めている人は深煎りにするのがおすすめです。口当たりは重厚で、かつ後味はさっぱりして後を引かないコーヒーが完成します。
家でハンドドリップする際は、熱湯を使うのではなく90度ほどに冷ましたお湯で時間をかけて淹れましょう。最初にお湯を注いでから30~40秒ほど蒸らす工程を挟むと、より味わい深いコーヒーになります。お湯は一気に注がず少量ずつコーヒー豆全体に行き渡るように注ぐのも、美味しいコーヒーを淹れるコツの1つです。
まとめ
パプアニューギニアのコーヒーを紹介しました。その柔らかく口当たりのよい酸味とフルーティーな甘味が特徴的であり、どんな人でも美味しく飲めるコーヒーです。コーヒー栽培に適した環境かつ有機農法で作られた安全・安心なコーヒーを堪能してください。