コーヒーはむくみ解消に効く？むくみの原因や適切な飲み方をご紹介
朝おきて漂うコーヒーの香りに目が覚めたり、仕事中に飲むコーヒーでホッと一息いれたりと私たちの日常に溶け込んでいるコーヒー。ただの嗜好品ではなく、実はむくみ解消にも効果があることがわかっています。いつも飲んでいるコーヒーのどのような作用がむくみに効くのでしょうか。本記事でくわしく解説します。
そもそもむくみとは
むくみとは、皮膚のしたに余分な水分がたまることで起こります。人間の体は約60％が水分でできていますが、さまざまな原因により体内の水分バランスが崩れるとむくみという症状が現れるのです。むくみの原因とはいったい何でしょうか。
血流が悪い
心臓が全身に血液をめぐらせていますが、長時間立ったままや、座ったままの姿勢だと血液が心臓に戻りにくくなってしまい循環が悪くなります。また、ガードルなど体を締め付ける下着なども血流を悪くします。
塩分の摂りすぎ
体は体内の塩分濃度を一定に保つようできています。過剰な塩分摂取により増えた塩分濃度を薄めようと体は水分をためこんでしまいます。
コーヒーはむくみ解消に効果あり
むくみを解消するには、血流をよくすることや食事に気をつけることなどがあげられます。適度な運動をしたり体を温めたりして血液循環を促しましょう。とくにふくらはぎの筋肉は血液を心臓に戻す役割をしているため、きたえるとよいかもしれません。
また、塩分を控えたり利尿作用がある食品を積極的に取り入れたりすることもむくみ解消に効果的です。なかでもコーヒーは手軽に摂取できるむくみ解消法としておすすめです。効果が期待されるコーヒーに含まれる「カフェイン」と「カリウム」の作用について解説します。
カフェイン
カフェインの体への作用のひとつに「利尿作用」があります。そのメカニズムは、カフェインにより交感神経が刺激され、腎臓の血液ろ過量が増えます。増加した分が尿となり、結果尿量が増え体内から余分な水分を排泄することでむくみ解消につながります。
カリウム
カリウムも同じく利尿作用があります。腎臓でナトリウム（塩分）の再吸収を抑え尿中に排泄する働きがあるのです。ナトリウムを多く排泄することで体内の水分バランスが保たれています。
むくみ解消に効果的なコーヒーの飲み方
コーヒーをむくみ解消として飲むとき、気をつけなければならないことがあります。
飲む時間帯
コーヒーを朝おきて一番に飲む人は多いでしょう。しかしながらカフェインには胃酸の分泌を促す作用があるため空腹時にコーヒーを飲むのはおすすめしません。胃酸が多く分泌されてしまい胃痛や胸やけの原因になるばかりかむくみを引き起こすともいわれているからです。朝食をとってから食後のモーニングコーヒーを楽しんでください。
また、寝る前はカフェインの覚醒作用が働くため、眠りの質に影響をおよぼす可能性があります。利尿作用が寝ている間の尿意につながり睡眠のさまたげになるかもしれません。寝る5時間くらいまえからカフェインの摂取は控えたほうがよいでしょう。
飲む量
コーヒーの利尿作用が働くため、飲み過ぎると脱水症状を引き起こす可能性があります。1日に3杯までを目安にしてください。また、コーヒーを飲むだけでは水分補給にはなりません。飲んだコーヒーと同じくらいの量の水を飲むように心がけましょう。
おすすめの飲み方
むくみ解消にはブラックコーヒーがおすすめです。砂糖や牛乳を大量に入れるとむくみの原因になると考えられているので注意が必要です。ブラックが苦手な人は少量の砂糖やミルクで飲みやすくするとよいでしょう。
まとめ
足がむくんでパンプスがきつくなったり、起きたときの顔がパンパンにふくらんでいたりと、むくみによる悩みを抱えている人は多いです。むくみを解消する方法として身近な「コーヒー」に効果があることが分かりました。今回ご紹介した、飲む時間帯やおすすめの飲み方を実践してみてください。むくみ解消にコーヒーをうまく取り入れてスッキリと快適に過ごしましょう。
