ノンカフェイン・カフェインレス・デカフェって何が違うの?
コーヒーを飲むとき、「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」という表記をよく目にしますよね。これらはどれもカフェインが含まれていない、または少ない商品であるということは予想できますが、明確な判断基準を理解している人は少ないでしょう。今回は、それぞれの違いやメリットついて詳しく解説します!
カフェインゼロがいいのならノンカフェイン
「カフェインが入っていない飲み物がほしい」と思ったら、「ノンカフェイン」と表記のある飲み物を選びましょう。ノンカフェイン飲料とは、カフェインを含まない原料のみを使用した飲料のことを指します。
ノンカフェインコーヒーとして販売されているのはたんぽぽ茶などを利用したハーブコーヒーと呼ばれるもので、純粋なコーヒーとは異なりますが妊婦さんや授乳中のママたちでものめるものです。そのほかのノンカフェイン飲料には麦茶やルイボスティー、コーン茶、そば茶などがあります。
わずかにカフェインが含まれているのがカフェインレス
ノンカフェイン飲料ではカフェインを含んだ原料を使用しないのに対し、カフェインレスの飲料はカフェインを含む原料を使用して作られています。カフェインを含む原料から完全にカフェインを取り除くことはできないため、カフェインレス飲料にはわずかな量であってもカフェインが残ってしまうのです。
「カフェインが入っているなら妊娠中・授乳中には飲めないの?」と思う人もいるかもしれませんが、カフェインの含有量はごくわずかであるため、妊婦さんや授乳中のママたちでも適量であれば問題なく楽しめます。
また、カフェインレスコーヒーにはカフェインの持つ覚醒作用や利尿作用もほとんどないため、寝る前や運転中にコーヒーが飲みたくなった場合にも安心して飲むことができますよ。普段からコーヒーを飲んでいるという人は、集中力をあげてバリバリ働くために仕事の休憩中は普通のコーヒーを、睡眠を邪魔しないよう夕食後にはカフェインレスコーヒーを、とシーンに合わせてわけるのもよいでしょう。
また、カフェインレスコーヒーにも普通のコーヒーと同じようにポリフェノールなどが含まれているため、アンチエイジングやダイエット効果、生活習慣病の予防などにもおすすめです。カフェインの摂取を避けつつポリフェノールの効果は得られるため、「毎日コーヒーを飲み過ぎているかな?」と不安な場合は、カフェインレスコーヒーを取り入れてみるのもひとつの手です。
カフェインレスと同じ意味のデカフェ
デカフェはカフェインレスと同じように、カフェインがわずかに含まれている飲み物です。デカフェとはフランス語で、「デ」には「除く」「脱」といった意味があります。最近ではカフェやレストランのメニュー、コンビニに並ぶボトルコーヒーなどでも「デカフェ」の文字をよく見かけるようになり、徐々にデカフェ飲料が浸透していることがわかりますね。
海外では嗜好品としてコーヒーを楽しむ人の1割がデカフェコーヒーを取り入れており、日本でも今後さらに商品展開が拡大していくことが予想されます。「毎日5杯以上のコーヒーを飲んでいる」という場合は慢性的なカフェイン中毒になってしまう危険性もあるため、午後に飲む分はデカフェコーヒーに変えてみるのがおすすめです。
今回は、ノンカフェイン・カフェインレス・デカフェの違いについて解説しました。カフェインレスやデカフェの飲み物にはわずかなカフェインが含まれているため、「カフェインゼロの飲み物がほしい」という場合にはノンカフェインを選びましょう。妊婦さんや授乳中のママはもちろん、コーヒーの飲み過ぎが気になる人、カフェインの摂取を避けたい人は、今回の記事を参考にしてみてください。