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コーヒー豆の突然変異種!?ブルボン種の特徴と歴史を解説!

公開日:2022/06/15   最終更新日:2022/06/27

コーヒー

コーヒー豆の三大原種のなかに、アラビカ種と呼ばれるものがあります。このアラビカ種は、突然変異や交配種によって、さまざまな種類が誕生しているのですが、そのなかのひとつ、ブルボン種についてご紹介します。ブルボン種は、コーヒーが好きという人にチェックしてもらいたい品種のひとつなので、ぜひ探してみてくださいね。

コーヒー豆の「ブルボン種」とは

ブルボン種は、さまざまな地域で栽培されているコーヒー豆です。もともとはブルボン島で誕生したことから、ブルボン種と名付けられました。やや小ぶりの豆で、豊かな風味を楽しめます。

ブルボン種は、アラビカ種に属していて、ティピカ種よりも生産性が高い豆として知られています。ブルボンは、しっかりとしたコクがあるのが特徴で、甘みも感じることができます。

イエローブルボンと呼ばれるものもあり、こちらはさらに甘みが強くなっています。イエローブルボンはアマレロと呼ばれています。

ブルボン種の歴史

ブルボン種は、1715年に誕生した品種とされています。ティピカの豆が持ち込まれた後に、突然変異により誕生したのです。

そして19世紀後半には、ブルボンがブラジルに渡り広まっていきました。現在は、ブラジルやグアテマラ、ルワンダなどで栽培されています。

ブルボンから派生したコーヒー豆

ブルボンは、コーヒー豆として歴史が長いティピカの突然変異で生まれたモノですが、実はブルボンも突然変異を繰り返しています。突然変異で誕生した品種と、交配して誕生したものについてまとめておきます。

生産性が高いパーカス

エルサルバドルで発見された突然変異種のパーカスは、ブルボンよりも小さな木で、珈琲豆のサイズも小さいです。干ばつに強い品種で生産性が高いです。マイルドですっきりとした味わいが特徴です。

中米で栽培されているカトゥーラ

カトゥーラは、フルーティーな味わいとキレのある酸味が特徴的な品種で、中米で栽培されています。

ブルボン種と比較して、最大1.5倍ほど作付けできるので、栽培しやすいです。また、直射日光やサビ病にも強いとされています。

パーカスとマラゴシッペの交配種パカマラ

パカマラは、パーカスと呼ばれる品種と、マラゴシッペと呼ばれる品種を交配させて誕生させたものです。

大きめの豆で、個性的な風味があると言われています。

病気と虫に強いムンドノーボ

ムンドノーボは、病気や虫に強い品種で、スマトラとブルボンを自然交配で誕生させたものです。

苦みと甘みのバランスが取れた味わいとなっています。耐久性があるので、安定した収穫が可能です。

中南米で栽培されているカトゥアイ

中南米の主要品種となっているのが、カトゥアイです。カトゥーラとムンドノーボを交配させた品種になっています。

ブルボン種の中でもおすすめのコーヒー

最後にブルボン種のなかでも、とくにおすすめのコーヒーをご紹介します。

マイルドで誰でも飲みやすいブルボンサントス

ブルボンサントスは、ブルボンを品種改良していて、マイルドな味わいです。ブラジル産のコーヒーのなかでも、とても地名度があります。

幻とされているコーヒーポワントゥ

ブルボンポワントゥと呼ばれるコーヒー豆は、繊細でみずみずしい味わいが特徴です。

こちらのコーヒーは、幻のコーヒーとされていて、一時期飲むことができませんでしたが、日本の企業により復活させることができました。貴重なコーヒーです。

 

コーヒー豆の突然変異種ブルボン種について、特徴や歴史などをお伝えしました。ブルボン種から生まれた新しい品種もあるということで、コーヒー豆は本当に奥が深いですね。美味しいコーヒーを味わいたいという人は、コーヒーサーバーの利用も検討してみてください。コーヒーをより美味しくいただけますよ。