グリーンコーヒーって知ってる?注目されている理由を解説!
コーヒー豆にはいろいろな種類があり、豆の種類で風味や香りが異なります。コーヒー豆の中でも注目されているグリーンコーヒーをご存知でしょうか。グリーンコーヒーは、生豆から抽出されたものや生豆そのものを指すといわれています。この記事では、グリーンコーヒーについてまとめています。
コーヒーの元祖といわれているグリーンコーヒー
私たちがよく飲んでいるコーヒーは、コーヒー豆を焙煎させているので、抽出すると茶色や黒っぽい色になります。多くのコーヒー豆が、乾燥させて焙煎してから使われているからです。
しかし、グリーンコーヒーは、乾燥や焙煎を行う前の豆を使っているので、豆の色は茶色くありません。白や緑っぽい色をしています。グリーンコーヒーは、最近注目されているのですが、実はコーヒーの元祖という説もあり、13世紀ごろのアラビアやエチオピアでは、生豆を抽出したものが飲まれていたそうです。当時は、コーヒーとしてではなく、秘薬として利用されていました。
グリーンコーヒーが注目されている理由とは
グリーンコーヒーが注目されるようになったのはどうしてなのでしょうか。それは、生の豆にさまざまな栄養が含まれているからです。焙煎してしまうことで減ってしまう成分もあるため、生だからこそ栄養満点のコーヒーを味わえるともいえます。その成分とは、クロロゲン酸です。
クロロゲン酸は、ポロフェノールの一種で、抗酸化作用があるため、美容や健康によい成分。熱に弱い性質があるので、焙煎してしまうとクロロゲン酸が減少します。普段飲んでいるコーヒーにも含まれてはいますが、生と比べると半分以下になっているので、生のほうが効率よくクロロゲン酸を取り入れることができるでしょう。グリーンコーヒーは、クロロゲン酸以外にも、カフェインやアミノ酸、タンパク質、脂質、多糖類、食物繊維などを含みます。
グリーンコーヒーの味わいは?
健康や美容によいとされているグリーンコーヒーですが、一体どのような味なのでしょうか。前述したように、グリーンコーヒーの色は淡い緑色です。コーヒーのような茶色や黒っぽい色ではありません。抹茶や緑茶のような色を想像するとわかりやすいでしょう。そして味に関しては、コーヒーの味はしません。ハーブティーのようで、苦みがなく、すっきりとした味わいをしています。
そのため、コーヒーが好きという人が、グリーンコーヒーを飲むと、コーヒーとは思えないと感じることが多いのです。しかし、コーヒーの苦みが苦手という方は、グリーンコーヒーなら飲めるかもしれません。同じ豆ですが、全くことなる味わいなので不思議です。グリーンコーヒーは、そのまま飲むと青臭いと感じてしまう人もいるので、飲む際は砂糖やミルク、はちみつなどを入れると飲みやすくなるでしょう。
■グリーンコーヒーの淹れ方
グリーンコーヒーを飲みたい場合、豆を挽いて淹れる方法と、煮だして淹れる方法があります。豆を挽いて淹れる方法は、通常のドリップコーヒーの作り方と同じですが、時間をかけて抽出しましょう。煮だして淹れる場合は、お湯に生豆を入れて、沸騰させてから弱火にして煮だします。軟水で作ると美味しくなりますよ。
今回はコーヒーの元祖ともいわれているグリーンコーヒーをご紹介しました。生豆から抽出するので、少し時間がかかりますが、独特の風味とたっぷりの栄養で、ハマる人も増えています。いつものコーヒーとときどきグリーンコーヒーというように飲みわけしてもよいですね。日々のコーヒーを美味しく飲みたいなら、コーヒーサーバーの利用も検討してみてください。色々楽しむことができますよ。