コーヒーをより美味しくするコーヒーフレッシュとは?牛乳とは違う?
コーヒーをブラックで楽しむ方がいる一方で、コーヒーにはコーヒーフレッシュを入れて飲むのが好きな方も多いのではないでしょうか。しかし、コーヒーフレッシュが牛乳とどう違うのかということや、カロリーはどのくらいあるのか、皆さんご存知でしょうか。意外と知らないという方も多いでしょう。今回はコーヒーフレッシュについて紹介します。
コーヒーフレッシュとは
ここでは、コーヒーフレッシュとは一体何なのかについて見ていきましょう。コーヒーフレッシュとは、カフェなどに置いてある小型のカップのような形をしているものです。主原料は植物性樹脂や安定剤や保存料が含まれており、常温保存が可能かつ、3か月ほど持つものもあります。
また、呼び方に関して関西圏とそのほかの地域では違うということはご存知でしょうか。関西圏ではコーヒーフレッシュと呼ばれていますが、関東やそのほかの地域ではクリームやミルクなどと呼ばれています。また、こちらの商品が日本に広まったのは1970年代であり、1970年代以前ではコーヒーなどには牛乳や生クリームがよく使用されていました。
しかし、牛乳や生クリームは要冷蔵となるうえ、保存状態の管理や賞味期限の短さなどから、当時は保管方法などに関してかなりの苦戦を強いられていたようです。そんな苦戦の最中に開発されたコーヒーフレッシュは、コーヒーをより一層楽しめ保管方法も簡単となるため、当時の多くの人たちは革命的な発明だと感じたことでしょう。
コーヒーフレッシュと牛乳の違い
コーヒーフレッシュは、一見すると牛乳とほとんど同じではないかと思う方も意外に多いのではないでしょうか。しかし、コーヒーフレッシュの成分を詳しく確認してみると、実は成分自体にはまったく乳成分は入っておらず、サラダ油と一緒の成分である植物性油脂と水を組み合わせたもので、白色に関しては乳化剤を使用し、さらに独特のとろみとまるで牛乳を連想させるようなにおいがあると思いますが、それらはそれぞれ増粘多糖類とカラメル色素と酸化防止剤などが用いられることにより、まるで牛乳を連想される仕上がりとなっています。
コーヒーフレッシュは手軽かつ保存方法も簡単なので、ついよく使ってしまうという方は多いのではないでしょうか。とはいいつつも、商品によっては保存料などの食品添加物が多く含まれているため、健康によいものだとは言い難いということが分かりました。よって、使用頻度や摂取量などに関しては個々人で注意する必要があります。
コーヒーフレッシュはカロリーが高い?
コーヒーフレッシュのカロリーは、可食部100グラムあたりと想定してカロリーを算出すると約244キロカロリーであり、牛乳のカロリーは可食部100グラムあたり61キロカロリーで、生クリームのカロリーは可食部100グラムあたり404キロカロリーなので結果としては、牛乳よりカロリーは高いが生クリームよりはカロリーが低いということが分かりました。この結果を見て、コーヒーフレッシュはそこまでカロリーが高いわけじゃないと感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし、上記にて成分のことをお伝えしたとおり、コーヒーフレッシュには植物性油脂であるいわゆるサラダ油と一緒の成分となる物質が多く含まれているため、ついついコーヒーのおともに入れたくなるでしょうが、摂取する量に関しては、ほどほどの摂取量でとどめておかないと急激な体重増加は免れない可能性が非常に高くなっているので、摂取量にはくれぐれもご注意ください。また、ダイエット中の方や最近体重の増加が気になり出した方に関しては、あまり使用せず、そのままコーヒーを楽しむほうがよいでしょう。
まとめ
今回は、コーヒーフレッシュとは一体どんなもので、牛乳との違いはどんなところで、さらにカロリーは一体どのくらいあるのかについて見てきました。まず、コーヒーフレッシュの主原料には植物性樹脂や安定剤や保存料が含まれており、常温保存が可能でさらに長期保存に向いている代物で、乳成分はまったく入っておらず植物性油脂などから構成されているため、牛乳とはまったくの別物であることが分かりました。さらに、カロリーに関しては植物性油脂を含んでいるため牛乳よりもハイカロリーとなっており、摂取量に関しては充分留意して使用することが望ましいということも判明しました。今回の記事が皆さんの疑問の解消に少しでもお役に立てれば幸いです。